カテゴリー「映画・テレビ」の57件の記事

2019年3月 5日 (火)

№4097 映画『グリーンブック』

 朝、女房が「映画を観に行かないか」と声をかけてきた。極めて珍しいことで、いつもは女房は女房、私は私で映画に行っていた。実は、この日はゴルフの予定があったのだが、あいにくの雨で急遽中止になった。

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 私は、それなら映画を観に行く心づもりをしていた。私が観たかったのは、埼玉映画『翔んで埼玉』という映画だ。どこの映画館もいっぱいで、次の上映待ちという人気の映画だ。その話をすると、女房が観たいのは『グリーンブック』だという。私は、その映画に付き合うことにした。

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Img_8108  朝10時半からの上映予定というので、早めに映画館に行ったが、券売機の前はいっぱいだった。平日の朝なのに何だろうと不思議に思ったら、件の『翔んで埼玉』を観る客のようだ。えらい人気だ。

 今回は『グリーンブック』を観るが、近いうちにこの映画も観に来よう。

 それにしても『グリーンブック』は望外に素晴らしい映画だった。この映画は、実話に基づいて作られたという。舞台は、1962年のアメリカだ。南部でコンサートを行おうという黒人ピアニスト、ドクター・シャーリーに運転手として雇われたイタリア系白人トニー・リップの奇妙でしかも美しい行脚旅行の話だ。

 トニー・リップは、「コパカパーナ」というキャバレーの用心棒を務めていたが、キャバレーが休業で失業していた。そこに、ピアニストの演奏旅行の運転手をしないか、との話が舞い込んできた。トニーは、その当時の実情通り、黒人差別主義者だった。黒人のお抱え運転手はまっぴらごめんと、条件を上げて、その通りならやってやろうといった。ドクター・シャーリーはその条件を飲んで、珍道中旅行が始まった。

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 それにしても、当時のアメリカ南部の人種差別はすさまじいものだった。ケネディが大統領の時代だから、そんな古い話ではない。黒人専用のホテルを紹介する本が、「グリーンブック」だった。その小冊子がなければ、黒人が泊まるホテルは探せない。

 演奏旅行で招待されているのに、招待者が用意しているのは物置部屋だった。当然、ホテルのレストランは、黒人は入れない。クリスマスパーテーに演奏を依頼されたのに、部屋もレストランも拒否された。400人の観客が彼の演奏を待っているのだが、あまりの仕打ちにキャンセルしてしまった。

 1か月の演奏旅行(実際は1年だったらしい)を終えニューヨークの自宅に帰ったが、トニーの家では近所の人が集まってクリスマス大パーテーをしていた。一方で、ドクター・シャーリーの豪華な部屋には、待っている人は誰もいなかった。その後のどんでん返しは、ほのぼのさせるものだった。

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2019年2月11日 (月)

№4075 日曜日のもう一つの楽しみ

 先日の記事で、「日曜日の楽しみは」と題して、TBSサンデーモーニングの「スポーツニュース」の話をした。私にとって、日曜日はもう一つの楽しみがある。それはNHKEテレの囲碁番組だ。

 午後0時半から2時までの1時間半、NHK杯囲碁トーナメントをやっている。朝一番に新聞を読んで、この日の対局者は誰か見るのを楽しみにしている。女房がいると、この番組を極端に毛嫌いする。幸い、いま女房がいないのでじっくり観戦できる。

 この日の対局は、一力遼と余正麒という若手の対戦だ。一力は21歳で、余は23歳という。しかも、解説はこれも私の大好きな棋士王銘琬だった。

 以前も言ったかもしれないが、私は日本棋院の初段の免状を持っている。ただ、現役時代は、昼休み毎日のように囲碁を打っていたが、最近は碁盤に向かうこともない。今ではとても初段の腕前はないだろう。

 会社の帰りに碁会所に通うよな日々も送っていたこともある。ただ、私の碁は絶対強くならない、と思っている。というのも、相手が打ったら、何も考えずに即打ってしまうからだ。以前、会社の先輩に「一手打つのに最低30秒くらい考えると、強くなるんだけどね」といわれたことがあった。私にはこらえ性がないのだ。

 私は、囲碁を中学生時代と思うが川崎の姉に習った。川崎の姉は今でも碁会所に通っているというが、時々対局をしても星目を置いて勝ってしまう。私も基本はできていないが、姉はそれこそ基本がダメなのだ。それでも、80歳を過ぎても興味を持っているというから良いじゃないの。

 今はほとんど碁盤に向かうことはないが、日曜日の囲碁トーナメントは欠かさずに見ている。そして、この日の一力と余の対戦は、ものすごく面白い展開だった。お互いが意地と意地の張り合いで、どちらも引かない。お互い大石の取り合いだった。結局は一力が勝ち切った。

 日曜日の午後のプライムタイムを満足した。

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2019年2月 5日 (火)

№4069 映画『七つの会議』

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 久し振りに映画を観てきた。池井戸潤原作の話題の『七つの会議』である。映画を観たのはいつ以来かこのブログで検索してみたら、12月27日以来だ。月一度は映画を観たいと思っているのだが、1か月半ぶりである。

 私は、池井戸潤の大ファンである。ちなみに、池井戸の本を今までどれくらい読んだのか検索してみたら、20作品を読んでいた。ほとんどの主要作品はカヴァーしている。ただ、この検索で判明したのは、同じ3作品を読んでいたことだ。当然、今回観た『七つの会議』も昨年読んでいた。

 池井戸の良いのは、読み始めた1ページ目からぐんぐん作品に引き寄せられていくことだ。本を読ませる力が、この作家にはある。さらに、最近テレビドラマ・映画ドラマ化され、その人気はうなぎのぼりだ。『下町ロケット』、『陸王』などはその代表例だ。

 池井戸作品のテーマはサラリーマンの逆襲だが、読む人の共感を呼ぶ。さらには日常言い出せないことを、ズバリ切り込んで納得させることだ。半沢直樹シリーズのキャッチコピー「やられたらやり返す!!倍返しだ」は、痛快な思いで見ていたものだ。

 今回の映画は、データの偽造とそれへの会社の対応について問うたものだった。ただ、主役の野村萬斎はミスキャストではなかったのかな。それなら誰かというに、堺雅人ぐらいがよかったような気もする。もう少しあの役にふさわしい人はいたはずだと思うと、残念だった。

 ネジの強度不足の偽装で、会社はリコール隠しをした。もし判明すると2000億円の損失になるというのだ。年間1000万円の経費を節減するために、巨大な穴をあけてしまった。主役の野村萬斎演じる八角民夫は、人命にかかわる偽装は公表するべきと迫った。どうやらこの偽装は一担当者というよりも、上部からの指示で行われていたようなのだ。

 今騒がれている厚労省や総務省のデータ偽装に重ねてこの映画を観た。

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2019年2月 3日 (日)

№4067 日曜日の楽しみは

 私の日曜日の最大の楽しみは、TBS「サンデーモーニング」のスポーツニュースである。張本勲とゲストが、「喝!」「あっぱれ!」といいながら、この一週間のスポーツニュースを切裂く番組だ。

 以前は張本と大沢親分の掛け合いで進行していたが、親分が亡くなった今、その時々のゲストが張本と掛け合いをしている。張本が面白いのは、ほとんど日本のスポーツに対象を絞り、外国のスポーツには見向きもしないところだ。特に、アメリカの野球には辛らつだ。

 2月になると、いよいよプロ野球キャンプがスタートする。この日のトップニュースは、プロ野球キャンプだった。面白かったのは、この日のゲスト廣澤克己が「今やCS放送でプロ野球キャンプの報告をしている。われわれ解説者が現地に行くよりも、CS放送を見て解説する方が手っ取り早いね」と話していたことだ。

 私がこのニュースで注目したのが、アジアカップ決勝戦で日本が負けたことに対する反応だ。期待した通り、張本は日本チームに「喝!」を入れていた。優勝を期待していたのに、それの裏切りに「喝!」だった。

 私も、やはり日本チームに「喝!」だね。アジアカップが始まる前に、元カタール代表シャビが「アジアカップの決勝戦は、日本とカタールになるだろう。そして、優勝はカタールだ」と大胆に予想していた。勝ち上がるチームも予想していたが、相当に精度が高かった。しかし、まさか日本がカタールに負けるなど予想はできなかった。

 それにしても、アジアのレベルは上がったね。韓国、オーストラリアなどはうかうかすると忘れ去られるのではないか。日本も、アジアカップでの優勝は難しくなりそうだ。

 そういうことを考えながら、この放送を楽しみにみている。

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2018年12月27日 (木)

№4028 映画『Morgen 明日』

Photo  渋谷のアップリンクという映画館で、『Morgen 明日』という映画を観てきた。たしかこの映画館は最近足を運んだと思い、私のブログで検索したら、9月2日に『ビエナビスタ ソシアル クラブ アディオス』という映画を観た。

 『Morgen 明日』は、内容も分からないまま友だちに勧められて観に来たのだが、素晴らしい反原発の映画だった。

 この映画監督坂田雅子さんが、ドイツの反原発の現場を直接取材してきたというものだ。彼女の問題意識は、「ドイツが原発廃止を決めたのに、福島原発事故の当事国日本がなぜ踏み切れないか」というものだった。

 2011年3月11日、東日本大震災の津波で福島原発は大事故を起こした。放射能が日本中に拡散してしまったのだ。この事故を知って、ドイツのメルケル首相は、2011年6月にドイツでの原発廃止を表明した。それまでは、メルケルは原発推進派だった。「最先進国の日本であれだけの事故が起きる原発は危険」と察知したのだ。

 2022年までに、ドイツは現在稼働していえる原発を含めてすべて廃棄するのだそうだ。日本の腐れ政治家と違い、駄目なものはダメと決断する力はさすがメルケルだ。その決断から7年、ドイツはどうなっているのかを現地取材したのがこの映画だった。

 幸い、自然エネルギーに対する技術力の進歩はすさまじい。太陽光発電だけで、ドイツの大都市一つ分の電力需要を賄えるほどになったようだ。さらに、風力発電、水力発電で原発の電力のほぼ全部を賄える見通しも立ったとのことだ。ドイツの流れは、いずれ原油やガスの化石燃料までもなくそうということのようだ。

 市民運動のドイツの流れも取材していた。原点は、1968年の学生運動にあったという。それをきっかけに、反原発・環境保護の運動に目覚める市民が増えたようだ。その運動で、ドイツのある原発建設をストップさせた。1968年の学生運動の当事者だった私にとって、日本の学生運動は何だったのか考えさせられた。

 原発をやめるのはいいが、大量の原発廃棄物が残っている。当面、鉱山の廃棄坑道に置いているようだが、地下水等の環境汚染も心配され、解決していないという。日本も同じ問題に直面しているし、その上に、福島原発事故から出ている地下の汚染水の処理もままならない現状だ。

 そういう問題を抱えつつも、原発廃棄を決めたドイツには敬意を表したい。現状でも、日本はほとんど原発は稼働していない。それでも電力需要はまかなわている。日本の政治家は、なぜそれほどまでに原発にこだわるのだろうか。たぶん、蔭ではわれわれの知らない大きな利権が動いているのだろうとは想像するが…。

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2018年12月 1日 (土)

№4002 映画『ガンジスに還る』

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 東京に出る機会があったので、帰りに岩波ホールで映画『ガンジスに還る』を見てきた。懐かしい場面がいくつも出てきた。

 私が、今度のキューバ・メキシコのように、単独でインド旅行をしたのはいつのことだったろうか。たぶん、1992年前後だと思う。バンコク経由でニューデリーに入った。ニューデリーで3日ほど滞在し、ジャイプル・アグラを経由して、この映画の都市ヴァラナシまでガイド付きの車で行った。今から考えると、大旅行だった。

 遠藤周作の『遠い河』を携えて、ヴァラナシには3日ほど滞在した。ヴァラナシは、ガンジス河のほとりで、ヒンディー教徒の聖地といわれる街だ。私も、このインド旅行の眼玉の地として、ヴァラナシを考えていた。それが、あらゆる面で想像以上を超える場所だった。26年ほどたった今でも、鮮明に思い出す。

 私が泊まったホテルからガンジス川までは、人力車で20分ほどかかった。ガンジス河は濁っていて、決してきれいな河とはいえなかった。ただ、その河で沐浴をしている人は多かった。汚い河の水で、口をゆすぐ人もいた。ガンジスの畔は階段になっていた。その階段に座り、しばらく河を眺めた。

 その階段の横には、老人のみの家があった。どうやら「死者の家」というのだそうだ。死んでガンジス河の畔で焼いてもらい、遺体をガンジスに流してもらうのが望みらしい。今でも思い出すのだが、その死者の家の老人は皆元気で、すぐには死にそうには見えなかった。

 ガンジス河を散策していたら、階段から少し行ったところに遺体焼却場があった。亡くなった方の遺体を遠くからきれいな布をかぶせ、運んできていた。井桁に組んだ木材の上に遺体を乗せ、焼却していた。これは神聖な作業で、観光客が見るようなものではなかった。

 さらに驚いたのは、焼却した遺体をガンジス河に流すのだが、遺体焼却場の下には野良犬がいて、遺体のおこぼれの骨を咥えていた。それもこれも含め、これがインドなのだと実感した。

 『ガンジスに還る』は、まさにその映画だった。死期を悟った父は、ガンジスで死にたいという。息子が、ヴァラナシの死者の家に連れてきて、死をみとるつもりでいた。だが、死期を悟ったといっても、すぐに死ぬわけではない。死者の家は滞在が15日と決められているようだが、その間に死ねるわけではない。

 死者の家で親しくなった夫人は、旦那は間もなく亡くなったが、彼女は18年もこの家に滞在しているのだそうだ。やがて、この映画の主人公は亡くなり、無事にガンジスで焼却してもらった。

 この映画を観ながら、悠久の大地インドを再度思った。ただ、またインドを旅したいとは思わない。日本人とみると、現地人は如何に金をふんだくってやろうかという意思が見え見えで、本当に疲れてしまった。

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2018年11月22日 (木)

№3993 映画『日日是好日』

 今週月曜日の飲み会で、映画『日日是好日』が話題に上がった。樹木希林の話題だったのか、または「お茶」の話だったのかは定かでない。ただ、Masaakiさんがいうには、「おかげで『日日是好日』が店頭で売れている」のだそうだ。早速検索をかけてみたら、いつも行っている銀座の映画館「シネスイッチ」で上映しているようだ。

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 定期健診の午後、この映画を見に行った。平日だったにもかかわらず、映画館は結構人が入っていた。

 この映画の主演は黒木華、準主演は樹木希林だった。樹木希林の映画を最近よく見ている。最近でいうと、『万引き家族』であり『モリのいる場所』だ。樹木希林は、ご存知のように今年の9月15日に亡くなった。この映画は、亡くなってから封切られた。

 多分、去年から今年にかけて撮られた映画だろうが、それにしても樹木はシャキシャキとしていて、亡くなる直前に撮られた映画とはとても思えなかった。この映画で、この作品を樹木希林の遺作と銘打っていないので、まだ彼女を撮った映画はこれからも上映されるのだろうか。

 映画のキーワードは、フェデリコ・フェリーニ監督の映画『道』である。私も考えていたのだが、多分この映画を高校生の頃見た記憶がある。モノクロ映画で、内容が分からないまま映画館を出た。

 この映画の原作者森下典子も、この映画を小学5年で見たのだそうだ。その時には、何が何だかわからなかったという。大学生の時に再度この映画を観て、衝撃を受けたらしい。さらに、三十代半ばに見たときには、「ダラダラと涙が止まらなかった」という。

 「世の中には、「すぐわかるもの」と「すぐにはわらないもの」の二種類がある」という。すぐわかるものはそのまま通り過ぎればいいし、すぐにわからないものはフェリーニの『道』のように、何度か行ったり来たりするうちに、そのうちにわかってくるものだと作家は言う。

 今回のこの映画は、「お茶」の話だ。主人公の典子は、二十歳でお茶を始めた。いちいちの動作がきめ細かく決められていて、なぜと問うても、「お茶というのはそういうものなのよ」との返事しか返ってこなかった。

 最初は退屈していたが、お茶を習いはじめて20数年、ようやく最近おぼろげながらお茶の良さがわかりつつある、という話だった。樹木希林はお茶をやっていたかどうかは知らないが、その所作に熟練の味があった。
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 帰りに、近くの書店で原作を買い求めた。

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2018年10月14日 (日)

№3952 健康寿命の秘策

 昨晩13日の夜9時からの『NHK特集』をそれとなく見ていた。多くの人も見たと思うが、内容は「健康寿命の秘策をAIに聞いてみた」というものだった。その結果が意外だったので、この記事にした。

 日本人の平均寿命は女が87.26歳、男は81.09歳とそれぞれ世界では二番目と三番目に高い。ただ、いかに寿命が長くても寝たきりでは意味がない。そこで出た概念が、「健康寿命」というというものだ。厚生労働省は、健康寿命を「健康上の問題で日常生活の制限されることなく生活できる期間」と定義している。どうやら新しい概念のようだ。

 昨晩のNHK特集では、その健康寿命にスポットを当てていた。AI(人工知能)で分析したら、健康寿命を延ばすのは運動でも食事でもなく、【読書】だという。この分析によると、読書する人としない人では、健康寿命は23ヶ月違うという。マツコ・デラックスは「息絶え絶えの出版業界には、良い情報だ」と絶賛していた。

 平均寿命と健康寿命の年の違いは、女で約11歳、男で約8歳の違いがある。健康寿命というのは、良い考え方ではないか。いくら長生きをしても、寝たきりでの生活ではしようがない。この番組で初めて知ったのだが、PPK(ピンピンコロリ)とは前から言っていたが、NNK(ネンネンコロリ)とは寝たきりで亡くなることだそうだ。

 都道府県の健康寿命のランクは、女が①愛知県76.32歳、②三重県76.30歳、③山梨県76.22歳だ。男は①山梨県73.27歳、②埼玉県73.10歳、③愛知県73.06歳だそうだ。

 いずれも山梨県が高位に位置する要因は、公共図書館の数の差ではないかと言っていた。山梨県の図書館の数は、他の都道府県に比して2~3倍もあるという。それだけ本を読む人が多いのが健康寿命を延ばしている要因ではないか、と推測していた。

 私が住む埼玉県で、男性の健康寿命は2位である。健康寿命を延ばすもう一つの要因は治安の問題で、埼玉県は治安がいいのだそうだ。

 この特集を見ていて意を強くしたのは、【読書】は健康寿命にとって良いということだ。本でも雑誌でもいい、活字に親しむと健康寿命は延るのだそうだ。こういう主張を目にしたのは初めてだった。

 私もこの年齢にしては、物凄く本を読んでいる部類ではないか。そんなことを意識したことはないが、平均の健康寿命に達する歳ではあるが、どこも痛くも痒くもない。健康そのものだと思っている。その健康を維持しているのが【読書】だと、この特集で初めて知った。

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2018年9月29日 (土)

№3937 映画『コーヒーが冷めないうちに』

 最近はとんと東京に出る機会は少なくなったが、それでも月に一度は会議で上京する。会議は大概午前中で終わるので、午後は自由時間だ。その時間を利用して、映画を観るようにしている。上京の前に、ネットで面白い映画がないか検索する。これはという映画はやっていないね。

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 わたしは芸能関係に詳しいわけではないが、主演は今最も人気があるらしい有村架純だ。原作は、「本屋大賞2017」にノミネートされた川口俊和という若手作家のようだ。私は、川口の作品は読んでいない。

 まあ、一種のファンタジー作品だったね。舞台の喫茶店「フニクリフニクラ」には、不思議な席があった。その席に座ると、時間を自由に移動できる席だ。ただ、何時でも常連客がいて、その客がトイレに立ったときにのみ座ることができるというのだ。ただ、座れたとしても、そこには面倒な5つのルールがあるというのだ。

 常連客がトイレに立った時に座った客は、過去に戻りたい時間と場所に戻って、自分の願望をかなえるという。叶えられる時間は、コーヒーの冷めない間だけだ。時間移動の話は昔からある。そういう意味では、涙を流すほど驚く話ではない。

 いつも座っている常連客にも、驚くエピソードがあった。これが涙を流す何番目かの理由なのだろう。その常連客が絶えず読んでいたのが、ミヒャエル=エンデの『モモ』である。この物語は、矢張り、時間移動の話だ。

 まあ、若い女性向きの映画だったかな。観客も女性が多かった。

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2018年9月 2日 (日)

№3910 映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ アデオス』

 昨日の記事の続きである。キューバ大使館の領事部の窓口にいた女性に、「キューバに関する何かいいガイドブックはないか」と尋ねた。その女性が言うには、「ガイドブックはないが、いま日比谷のシネシャンテでキューバに関する素敵な映画がかかっていますよ」というのだ。

 いずれ、この日は帰りに映画を見る予定だったので、シネシャンテによってみた。窓口の方が言うには、「その映画は昨日で終わりました。今日からは、渋谷のアップリンク渋谷で上映されるはずです」というのだ。ネット検索をしてみたら、この日は午後3時から一回の上映のようだ。せっかくだから、その映画を見ていこう。

 ネットで場所を調べてみたが、「アップリンク渋谷」という映画館はなかなか見つからなかった。デパートの警備員に尋ねたら、「この道をまっすぐ行った信号の脇ですよ」と教えてくれた。40人ほどの定員の小さな映画館だった。

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 見た映画は、『BUENA VISTA SOCIAL CLUB adios』というキューバの音楽ドキュメント映画だった。この映画を観て分かったのは、正編が1998年に上映され、この映画はその続編のようだ。正編も大変な話題を呼び、世界的に大ヒットしたらしい。

 キューバの古都サンチャゴ・デ・クーバで演奏活動をしていた『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』という楽団は、93歳を筆頭にした老人楽団だった。彼らの活動地で話題になり、キューバの首都ハバナに進出した。そこでも大いに盛り上がり、世界ツアーを実施した。映画の正編は、その世界ツアーの模様のドキュメント映画だったらしい。

 今回の映画は、正編から18年たった彼らの活動のドキュメントだった。主に活動していた演奏家、ボーカルもほとんどが亡くなり、残った歌姫オマール・ポルトォオンドも86歳になった。彼らの最後の世界演奏ツアーを、2016年に挙行した。日本でも彼らの演奏会があったようだ。

 この映画には、アメリカの前大統領オバマの姿も写っていた。彼はいろいろないきさつがあったが、50年ぶりにキューバとの国交を成し遂げた。その記念にキューバ訪問もした。そして、ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブをホワイトハウスに招待して、演奏会も行ったようだ。その当時のアメリカは、今のアメリカに比べて希望に燃えていた。

 それからわずか2年、ホワイトハウスの主が変わると、世界がこんなにも暗黒になるものだろうか。今のあの主ともう2年もつきあわなければならないかと思うと、暗澹たる気持ちになる。

 大使館領事部の女性に勧められて観た映画は、本当に素晴らしかった。その国に旅行することを思うと、今からワクワクする。キューバの古都サンチャゴ・デ・クーバにも行ってみよう。































































































































































































































































































 昨日の記事の続きである。キューバ大使館領事部の窓口の女性に、キューバに関する何か良いガイドブックはないかと尋ねた。その女性が言うには、「ガイドブックは置いていないが、今キューバの素敵な映画が上映されていますよ」というのだ。

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