カテゴリー「東京シニア自然大学」の217件の記事

2018年10月13日 (土)

№3951 お茶の水~湯島~東大を歩く

 この日は、東京シニア自然大学修了生コースの講座があった。テーマは『東京の崖を訪ねる』で、何度かの連続講座の一環だ。講師の先生は東京学芸大学名誉教授小泉武栄先生で、彼の講座は人気がある。この日集まった受講生は29名と多かった。

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 集合場所は、御茶ノ水駅前である。この日訪ねる崖は、御茶ノ水から湯島、東大本郷へとぶらり歩きだ。私は好きで、よくこのコースを散歩している。このコースを学者の目で見るとどう解説するものか、興味があって参加した。先生が用意してくれたのは、4種類の地図だった。なかでも「お茶の水地形図」が役に立った。

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 私が散歩するときには、あまり地形図は頭に入っていない。ところが先生の解説を聞くと、この付近には多くの崖がある。駿河台・本郷台地などは、7万年から10万年前に造られたものらしい。その台地の縁は、縄文時代までは海だったという。

Simg_6978Simg_6983Simg_6985Simg_6989  今回歩いたコースは、また、歴史や文化遺産も多い。ニコライ堂~湯島聖堂~神田明神~湯島天神~麟祥院~東大本郷キャンパスと先生の解説を聞きながら歩いた。

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 様々な発見もあった。今まで何となく通り過ぎていた神田明神の参道前に甘酒屋があった。ものの試しとこの甘酒を仲間で飲んでみたが、一杯紙コップ350円と高かったが、これはこれで美味しかった。

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 『麟祥院』は初めてであったが、お寺の周りに「春日忌」の幟がたくさん見られたが。このお寺には春日局のお墓があり、10月14日は春日局の命日だという。1643年にお亡くなりになったが、今年は375年目の命日だ。

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Simg_6998  在職中は仕事の関係で東大本郷キャンパスにはよく行ったが、退職してからはとんとご無沙汰だ。10数年振りに尋ねたキャンパスは様変わりしていた。以前にはなかった大きな建物が、ニョキニョキと建っていた。東大病院が新築なったのも初めて知った。

 東大正門の横には長い壁があった。先生の説明によると、「安藤忠雄が設計した壁だが、まったく無用の長物だ。いったい彼は何を考えているのだろうか」とお冠だった。

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 予定通り、東大赤門前でこの日の行動は終わった。どうもご苦労様でした。

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2018年10月11日 (木)

№3949 大磯の街歩きを楽しむ

 『東京シニア自然大学NEXT』のこの日の講座は、「大磯の街に旧吉田茂邸、旧島崎藤村邸を訪ねる」というテーマだった。上野東京ラインが開通し、最寄りの駅から大磯までは一直線で行けるのがありがたい。ただ、この日は電車が遅れ、大磯に着いたのは集合時間ギリギリの午前9時50分だった。

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 大磯駅前には、すでにこの日の参加者が大勢集合していた。私は大磯駅には初めて降りたのだが、意外と駅は小さかったね。さらに、駅前にはお店なども少なく、がらんとしていた。

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 バスに10分ほど乗り、最初に向かったのが「旧吉田茂邸」だ。この日はボランティアガイドがついて、詳しく説明してくれた。吉田邸の入場料は無料だったが、ボランティアガイドは有料とのことだ。とはいっても、大した金額ではない。

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Simg_6941  いつも思うのだが、こういう旧所・旧跡を訪ねるにはボランティアガイドを頼んだ方がいいね。パンフレットでは決してわからないことを教えてくれるし、質問にも懇切丁寧に答えてくれる。たしか吉田邸は火災で焼けたが、その原因を尋ねたら、今でも原因は不明とのことだった。平成21年のことだ。いまでは街の尽力で、再建はなっていた。

 そのガイドが詳しく説明してくれたのが、入口の「兜門」だ。檜皮葺に葺かれた門だが、釘を一本も使っていないのだそうだ。この門はサンフランシスコ講和条約を記念して建てられ、別名「講和条約門」ともいうのだそうだ。吉田邸に入ったら2階からは富士山やや相模灘が望めるとのことだったが、有料の屋内には入らなかった。

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 ここの庭園も手入れが行き届き、隅々まで工夫が施されているとの説明を受けた。庭園の隅には、吉田茂の銅像が立っていた。吉田茂が元気なころは、政治家や有名人がこの屋敷に日参していたという。昭和は遠くなりにけり、か。

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 さらに、ボランティアガイドの案内で向かいの城山公園を訪ねた。この公園は、以前は三井家当主の別荘だったところらしい。大磯の地図を渡されたのだが、この地図を見る限り錚々たる人の別荘跡地があるという。伊藤博文、旧徳川邸、鍋島邸、旧西園寺邸などはその一例だ。城山公園内には「大磯郷土資料館」が建っていたが、中をのぞいてみたら立派な展示物だった。

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 この公園で昼食を摂り、午後は大磯駅に向かって歩いた。箱根駅伝名物の松並木があったが、国道一号線の脇にあって心なしか松には元気がなかった。

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Simg_6955  そして目指したのが、旧島崎藤村邸だ。島崎藤村終焉の地だそうだ。島崎藤村は昭和18年に亡くなったが、藤村はこの地に50年余り暮らしていたという。なぜか知らないが、この地は大磯の五大聖地として、若者が大勢集まってくるのだそうだ。

 何かのゲームか何かで、人気なのだろうか。私には全然わからなかった。

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 俳句をやっているなら「鴫立庵」を知っているだろう、と仲間に問われた。私は知らなかったが、和歌俳句の名所として、西行なども訪れたことのあるそうだ。

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Simg_6965  そして最後に訪ねたのが大磯駅前にある『沢田美紀記念館』である。沢田美紀さんといえば、エリザベスサンダースホームの創設者としてよく知られている。私も名前だけは聞いたことがあったが、ここに記念館があるのは知らなかった。有料ではあったが、この館の方の説明をうかがって、沢田美紀の人となりがよく分かった。

 沢田さんは、隠れキリシタンの資料の収集家でもあり、この記念館には「踏み絵」をはじめたくさんの資料が飾られていた。沢田さんはお亡くなりになったが、この敷地内には今でも孤児院があるのだそうだ。

 この日は天気が良かったので、街歩きぶらり旅には絶好のコンデションだった。少し汗ばんだ後の生ビールは最高だった。

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2018年9月27日 (木)

№3935 川崎で二つの工場見学

 相変わらず東奔西走の日々が続いている。この日は、東京シニア自然大学NEXTの講座で、川崎の二つの工場見学会があった。午前中は東京電力川崎火力発電所の見学があり、午後は味の素川崎工場の見学である。

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 火力発電所の見学は初めてだ。私は、この発電所見学に期待した。なぜなら、先日の北海道地震で発電所が動かなくなり、北海道全体がブラックアウトしたという生々しい事件があったばかりだ。

 川崎駅からバスで20分ほどのところにあったこの発電所は、全体が撮影禁止で、ほとんど写真は撮れなかった。ただ、東京ドーム6個分あるという広大な敷地の見取り図は撮ってきた。

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 どこの工場見学もそうなのだが、最初に工場概要のビデオを10~15分ほど見せられる。この東電川崎工場は、6機の発電機を持ち、発電出力は342万キロワットだそうだ。先日北海道で事故が起きた厚真火力発電所と同じ規模だ。

 説明によると、東京湾沿岸にはこの規模の火力発電所が11工場あり、なかでも鹿島火力発電所は550万キロワット規模の発電をしているという。燃料はほとんどがLNGで、発電効率がよく、しかも排気ガスがほとんど出ないのだそうだ。ちなみに、発電効率は61%で世界最高水準クラスだそうだ。

 説明の後工場見学をさせてもらったが、イメージしていた火がぼうぼうと燃えているような現場はなかった。今では、原子力発電所がなくても、十分に電力需要にこたえられるようになっているそうだ。それならば、あんな危険な原子力発電などやめればいいものを、と思った。

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 昼食後、川崎駅に戻って京急大師線で味の素工場に向かった。二つ目の駅鈴木町駅は、まるで味の素のための駅のようなものだ。駅を出ると、目の前が味の素工場だった。この工場は、駅3個分にまたがった広大な敷地だそうだ。

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 工場見学はどこもそうだが、工場内は撮影禁止だ。この日は、「Cook Doコース」見学をしたが、あまり見るべきものはなかったね。ただ珍しかったのは、見学を終えた後の調理教室だ。Cook Doを使って、回鍋肉を作るのだそうだ。バンダナとエプロンは貸してくれた。

 指導員の言うとおりに作ると、美味しい回鍋肉ができた。まあ、誰にでもできるやり方だったので、あまり満足感はなかったが。こういう食品工場見学で嬉しいのは、帰りに食品のお土産が付くことだ。自宅に味の素を持ち帰ったら、女房は「今まで味の素など使ったことがない」といっていた。そういう味の素を、級長は奥さんにお土産に買って帰っていた。さて、奥さんに怒られないかと、皆で心配した。

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2018年9月15日 (土)

№3923 サントリービール工場見学

 昨日の記事の続きである。

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 「府中郷土の森博物館」から「サントリービール武蔵野ブルワリー」までは歩いて10分強であった。待てよ、地図を見るとサントリービール工場の脇には、大東京卸売センターがあるではないか。有志でその卸売センターを見学した。

 午後だったので、卸売センターは閑散としていた。何かめぼしいものはないかと、店をのぞいて歩いた。ある中華食材売り場で紹興酒を売っていた。18年物2本で1500円とある。これは安い。その紹興酒を買って、級長と二人で分けた。

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 サントリービール工場に着いたのは、午後1時半であった。午後1時45分からの見学会は、われわれのグループだけではなかった。総勢45人ほどの大団体になった。中には、外国人も混じっていた。ここは人気スポットなのだ。

 私は、サントリービールは飲んだことがない。ほとんどがアサヒの缶ビールである。昔はキリンも飲んでいたことがあるが、今ではアサヒオンリーだ。

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 工場見学では、ビールの作り方からサントリーの旨さへのこだわりまで、丁寧に説明してくれた。

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 ただビール工場での唯一の目的は、誰でもそうだろうが試飲だ。三杯限定といっていたが、私は二杯飲んでもうお腹がいっぱいだった。それにしても、初めて飲んだプレミアムモルツだったが、意外とおいしかった。工場直接のビールだから、美味しかったのだろうか。

 工場見学を終えて、いつものように分倍河原駅前で「反省会」を行った。このメンバーの中に、8月下旬の上高地合宿に参加した人が多かった。私は、残念ながら用事があって参加できなかった。

 その合宿で、来年の旅行計画が話し合われたとのことだ。天草に行くのだそうだ。この仲間では2回の小笠原、長崎から五島列島、西表島、利尻・礼文島旅行など思い出に残る数々の旅行をした。天草も魅力があるね。

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2018年9月14日 (金)

№3922 府中郷土の森博物館を散策

 今までアサヒやキリンといろいろなビール工場を見学したことはあるが、府中のサントリーの工場は見学したことがない。「東京シニア自然大学NEXT」の講座があり、その工場を見学することになった。世話人は30人で申し込んだようだが、この日は別の講座と重なってしまい、参加者は21人になった。

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 サントリー見学は午後1時45分からの予約とのことで、午前中は「府中郷土の森博物館」を見学することになった。集合場所は、分倍河原駅前である。駅前には勇壮な銅像が立っていた。何だろうかと説明看板を見ると、新田義貞の銅像だ。この分倍河原駅前は大きな戦場だったらしく、鎌倉幕府を倒すきっかけの戦いが行われたようだ。

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Simg_6752Simg_6753  さて、バスに乗って「府中郷土の森博物館」に行った。広大な森が広がる博物館だった。皆さんは博物館に入っていったが、私は最初にこの森を体験しようと、森に分け入った。

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 博物館の近くには、古い建物や蔵を移築した一帯があった。さらに奥に入っていくと、梅林と紫陽花の山だ。係員に聞くと梅は1100本ほどあり、2月中旬から3月上旬にかけて一斉に咲くのだそうだ。さらに6月になると梅の実が生るが、今年は不作だったと話していた。

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Simg_6759  ちょうどヒガンバナが満開だった。写真を撮っているカメラマンに、「白いヒガンバナは珍しいですね」といったら、「このヒガンバナは白ではなく、よく見たらピンクだよ」と訂正された。さすがカメラマンは厳密に対象を観察するものだ、と感心してしまった。

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Simg_6760  森の奥には水車小屋があり、のんびりした気分になった。府中の真ん中に、広大な森をよくも確保できたと感心した。水車小屋の脇には茶屋があり、お団子を売っていた。美味しそうだったので2本買い、茶屋前の椅子に座って食べた。

 周りを見ても仲間がいない。私も博物館に行ってみよう。相当金のかかった博物館だと思っていたら、ある仲間が「府中市は競馬の金があるから、こんな贅沢な博物館が建てられるんだよね」といっていた。ウ~~ム、私も彼の話に納得してしまった。

 (申し訳ないが、サントリー工場見学の記事は明日にします)

 

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2018年8月30日 (木)

№3907 青木ヶ原樹海は“黒い森”か

 東京シニア自然大学修了生対象コースの講座で、富士山麓の青木ヶ原樹海に行ってきた。この講座は、「富士山に行こう!」ということで、年一回行われている。今年でもう4回目になるだろうか。私が参加したのは、これで2回目だった。講師は、いつもの小泉武栄先生(東京学芸大学名誉教授)だ。

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 小泉先生は気さくな方で、朝挨拶した時も「私は70歳になった。最近、とんと体が動かなくなったと痛感する」と話していた。毎月のように山に登っていたようだが、最近はその回数も少なくなった、と話していた。

 私は不勉強にして、富士山のことはあまり知らない。講座の主催者Kanakuboさんに、「富士山講座で青木ヶ原樹海に行きたい」と希望を述べていたが、ようやく実現した。この講座は人気が高く、38名もの参加があった。

 私のイメージでは、青木ヶ原樹海というと自殺者が入り込む森で、暗く黒いというイメージがあった。どうやらそのイメージは、松本清張の影響が多分にあったのかもしれない。この日の講座は、青木ヶ原樹海が富士山噴火のどういう影響を受けたのかの観察会だった。残念ながら、この日は曇っていて富士山は望めなかった。

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 観光バスをチャーターして、道の駅なるさわ経由で本栖風穴に向かうはずだった。ところが1時間も道に迷って着いたのが富士風穴だった。まあ、これはこれでよかった。いよいよ青木ヶ原樹海に踏み入った。ところが、森は私のイメージに反して明るく日のさすところだった。

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 特にこの森で目立った樹木は、アカマツ、ツガ、ヒノキ、ハリモミ、ヒメコマツ、アセビ等の木だ。先生の説明によると、この樹海はもともとが草原で溶岩台地だったという。地元の人にとっては草刈場であり、萱などの採集地だったという。いつの間にか木が生えはじめ、アカマツなどは80年になる成木のようだ。

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 樹海に生えている大木も、下が溶岩なので根を張れないでむき出しだ。これじゃ風に弱いだろうと思ったが、この樹海は意外と風が弱いのだそうだ。標高1120メートル、富士山の1.5合目に広がる3000ヘクタールの広大な森だ。

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 午前中の最初の目的地が【富士風穴】だ。この地は、周りから20mも落ちていた。溶岩ドームが陥没したもののようで、底に降りてみると、地上に比べて10度も低く、ひんやりして気持ちがよかった。この底には暗い穴が開いてあり、200数十mも広がっているらしい。「ブラタモリ」でタモリが穴に入ったらしいが、われわれは入らなかった。

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 この風穴も私には初めてだったが、いろいろな溶岩が広がっているのも珍しかった。縞々のような溶岩があったが、縄状溶岩というのだそうだ。岩の説明があり、安山岩や玄武岩、流紋岩などの説明を聞いても、私にはわからなかった。同行の仲間Arakawaさんに、コナラとミズナラの違いを聞いて、初めて納得した。

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 昼食後、西湖の蝙蝠穴を訪ねた。夜になると、蝙蝠がこの穴から飛び立つらしいが、今は棲んでいないという。ヘルメットをかぶってこの蝙蝠穴に入ったが、天井が低くて、ヘルメットが岩にがつがつ当たった。ヘルメットなしでは頭に瘤ができるほど低い箇所もあった。

 そいうえば、先日横浜球場で野球観戦していた時に、川崎の姉が「富士五湖や忍野八海に行ってみたい」といっていたのを思い出す。今回行ったのは、まさにそういう場所だった。

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2018年7月14日 (土)

№3860 夏の真鶴半島探索

 この日は東京シニア自然大学修了生コースの講座で、夏の真鶴半島を探索してきた。7月上旬には伊東旅行、そして一昨日は箱根のハイキングとこのところ伊豆には縁のある旅が続いている。

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Img_6337  この日の講座の講師は、NACOTの川上典子先生だ。彼女はこの真鶴が大好きで、何度もこの真鶴を訪ねていると話していた。「自然観察にもってこいの場所なんです。特に、照葉樹林観察ができます」と言っていた。

 先日の箱根浅間山ハイキングは11名と若干寂しかったが、この日は先生を含めて29名と賑やかだった。ただ、こういう探索行は生徒が大勢でも、先生の話が聞こえない。本当は10~15名くらいが一番いいのだが。

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 まずは照葉樹林帯の探索だ。真鶴半島は意外と欝蒼とした林になっていて、350~400年にもなるクスノキや黒松に覆われ、林の中はうす暗い。江戸時代の初めに植えられたものだろうか。小田原藩の北条家に手厚く保護されていた林だという。ただ、やはり寿命を迎えた黒松の大木は、ところどころで枯れ、伐採されていた。

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 この真鶴の自然の面白さは、道を隔てて海に向かうと樹層がまるきり変わってスダジイの大木になっていた。スダジイは、海岸縁を好む木だそうだ。海のすぐそばに生えている木は養分が豊富で、窒素やリンが海に流れ出す。「魚付林」といって、周りは豊かな漁場が広がっているという。

Img_6342Img_6350Img_6344Img_6355  先生の説明で、この地ならではのたくさんの植物観察もできた。左上のヤブミョウガは、食べることができないという。あちこちにスカシユリが咲いていたし、木に巻き付いているのはフウトウカズラだ。浜辺にはハマゴウの紫の花が満開だった。

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 カラスザンショウは強い芳香を放ち、この匂いに引き寄せられてアオスジアゲハやモンキアゲハが寄ってきていた。たくさんの蝶が飛んでいるのだが、カメラでは捉えられなかった。

Img_6354Img_6362  この日は大潮で、午前11時ころには最大の引き潮のようだ。海に突き出ている名勝三ツ石は、大潮の時には渡れる。ところが、帰るころにはもう波の底に沈んでいた。

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Img_6359  先生がぜひ見ておいてほしいと連れて行ってくれた海岸には、ウメボシイソギンチャクが生息していた。このイソギンチャクはここでしか見られないもので、神奈川県の天然記念物になっているという。

 潮が引いていて閉じているイソギンチャクに、一生懸命水をかけて開かせようとしている仲間がいた。とはいっても無理だよね。

 真鶴半島の自然楽しむ一日の旅になった。

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2018年7月12日 (木)

№3858 箱根浅間山ハイキング

 毎月二回定期的に行われている「東京シニア自然大学NEXT」の講座だが、私は月末に定期会議とバッティングして、一度しか参加できていない。この日はひと月ぶりの参加だった。講座名は「箱根で紫陽花観賞会」だったが、紫陽花の時期は過ぎたと主催者は恐縮していた。そこで、主催者は下見して、浅間山ハイクとなったようだ。

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 箱根登山鉄道の小涌谷駅に下車した。この駅は標高523mとのことだ。目指す箱根浅間山は804mで、約300m弱の登りだ。ドタキャンが2名いたので、この日の参加者は11名と最近の講座にしては少なかった。紫陽花が最盛期を過ぎたのを見越して、参加を見送ったのかな。

Img_6321Img_6322_2  とはいっても紫陽花は咲いていたし、夏の盛りにしては涼しかった。問題は、私の体力が持つかどうかだ。というのも、最近は極端な運動不足だ。

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 まあ、30分の登りだというので頑張ってみよう。途中、千条(ちひろ)の滝で一休みした。ここまではほぼ平だった。この滝を過ぎて登りにかかった。登りに自信のない私は、先頭に立って登ったが、「登るのに早すぎる」と後ろに回されてしまった。

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 いや、それにしても普段の運動不足をいやというほど知らされた。足はフラフラするし、千斗の汗をかいた。着ているものは絞れるほどの汗だったし、かぶっている帽子は汗で重かった。この程度の山でフラフラするのだから、いかに体力が落ちているか実感した。そして、お昼過ぎにようやく頂上到達だ。

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 ようやく昼食にありつけた。お弁当を食べていると、頂上に到着したミニスカートをはいていた女の子に出会った。「山にスカートで登る女の子を初めてみた」と声をかけたが、きょとんとしていた。どうやら日本人ではなく、台湾の人だったらしい。

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 お弁当も半ばにかかったら、雷が鳴り雨がポチポチ落ちてきた。この日は雷注意報が発令されていたのだ。急いで昼食を済ませ、下山にかかった。登りに比べ、下りはそんなにばてないで降りられた。ただ、着ているものは、搾れるほどの汗の量だった。

Img_6332  幸い、下った先には大平台温泉があった。温泉で汗を流していこうよ。それにしても、大平台温泉は熱かった。44度くらいの温泉だったのではないか。私は着替えを用意していたので、すべて着替えた。体重計に乗ってみたら、2㎏くらいの減量だった。冷たいものを飲みたかったが、ぐっと我慢した。

 反省会は小田原の町でだそうだ。駅前の飲み屋では特大の生ビール、それに中ジョッキの生ビールを飲んだ。それだけで1.5リットルほどあった。減った体重は完全にリバウンドしただろう。

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2018年6月14日 (木)

№3830 入笠湿原で植物観察

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 東京シニア自然大学NEXTの講座で『入笠湿原高山植物観察』が行われ、参加してきた。毎月ほぼ2回行われている講座だが、私は都合があり最近は1回しか参加できていない。今回の入笠湿原は、中央線富士見駅からバスだ。遠かったにもかかわらず、23名も参加した。

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 今回の参加者の中には、特別ゲストがいた。小笠原に行ったときに一緒にツアーに参加したSuzukiさんだ。彼女は、八ヶ岳の黒百合山荘でアルバイトをしているのだそうだ。久し振りにお会いしたが、朗らかでチャーミングな女性だった。

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   富士見駅からは、町の無料バスが出ていた。約10分ほどで山の麓に着き、そこからはゴンドラで約10分ほど登る。ゴンドラの終着駅は1740mほどで、空気がヒンヤリしていて気持ちいい。向かいには、八ヶ岳がくっきり見えていた。

 私は初めてだったが、この入笠湿原というのは人気スポットのようだ。東京からこの湿原を目指す観光客が多かった。この時期は、いろいろなお花が楽しめるのだという。

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 われわれもストレッチ体操をして、出発した。山に登ってすぐに見えたのが、「釜無ホテイアツモリソウ」だ。赤紫の花が、ちょうど満開だった。アツモリソウといえば、3年ほど前に利尻・礼文旅行で見た貴重な花だ。ここでは、大事に育てられているようだった。

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Img_6160Img_6163  この時期は、湿原には花が豊富に咲いていた。なんといってもこの湿原で有名なのがスズランだ。湿原の木道沿いには100万本ほど咲いているという。参加者の一人が、「本当に数えた人はいるのだろうか」と疑問を投げていた。場所は違っていたが、ドイツスズランの群生も見頃だった。

 この日撮った花の写真の一部を紹介したい。
Img_6141Img_6148Img_6149_2 Img_6162_2 Img_6165Img_6146_2Img_6150_2 左上から、アツモリソウ、ショウブ、レンゲツツジ、ベニバナイチヤクソウ、ニッコウキスゲ、ウマノアシガタ、クリンソウだ。特に、クリンソウがどこでも見られた。
 平日でもこれだけ人が集まるのだから、週末はさぞ賑わうことだろうね

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2018年5月10日 (木)

№3795 石神井公園の周辺散策

 あいにくの天候だったが、東京シニア自然大学NEXTの講座で「石神井公園散策~牧野記念庭園見学」があり、参加してきた。この日の参加者は21名だった。

 石神井公園は、私が女房と一緒になって初めて住んだ町だ。1971年だから、かれこれ47年前になる。たぶん3~4年間はこの町に住んでいたと思う。久し振りに駅に降り立ったが、駅舎は大きく変わっていて、私の記憶とはだいぶ違った街になっていた。

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Img_5913 駅から石神井公園までは、歩いてものの10分ほどだ。公園そのものは以前とはそんなに変わっていなかったが、建物にはだいぶ変化があった。高層マンションが見られたし、池の周りには超豪華な家がある。

 中でもひときわ目立つ建物があったが、誰かが「あれが假屋崎省吾の家だよ」と教えてくれた。しっとりした街並みには似合わない醜悪な建物だ。

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 この日は、ネイチャーガイドの山ちゃんも参加してくれた。彼は植物から昆虫、蝶・鳥類まで詳しくて、ずいぶん学ぶことが多い。この日も丁寧に解説してくれたのはありがたかった。

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 今年は、花の開花が例年に比べてずいぶん早い。イイギリやニシキウツギの花など満開だった。また、池の周りにはキショウブが咲いていたが、「これは外来種」なのだそうだ。

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 参加者がある木の周りに集まっていた。何の木か聞いてみたら、「シロ山吹で、珍しい木だ」とのことだ。なんとなく見ていたら、参加者の国ちゃんが「シンさん、きちんと記録してね。シンさんのブログを当てにして、私は一切メモを取っていないのだから」と無責任なことを言っていた。

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Img_5927 この公園のすぐ脇に『旧内田家住宅』が建っていた。公園整備に伴って、10年ほど前に移築されたある農家の建物だそうだ。

 世話人が事前に予約していたのか、ボランティアガイドが待っていてくれて、この建物を丁寧に説明してくれた。この建物のなんといっても見どころが、大黒柱だった。なんと1尺(30㎝)もある太い柱だ。

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Img_5928 この農家の脇に咲いていたヤマボウシが見事だった。この住宅の隣が「石神井公園ふるさと文化館」だ。ここでも、またボランティアガイドが練馬の歴史を詳しく説明してくれた。

 それにしても立派な建物だったね。なんでも8年ほど前に建ったものらしい。外は小雨だったので、この中で昼食を摂った。

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Img_5932 午後は三宝寺池の散策をし、牧野記念館に向かった。私の記憶にはすっぽり抜け落ちていたが、この三宝寺池は自然が豊かで、在りし日の武蔵野を思い浮かぶのに十分だった。

 池には水蓮が咲き誇り、池の周りには紫色のカキツバタが咲いていた。また、メタセコイアやラクウショウの大木も見られた。山ちゃんからは、ショウブとアヤメとカキツバタの違いが詳しく説明された。それにしても、違いは微妙で分かりずらい。

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Img_5947 石神井公園に分かれて、歩いて【牧野記念庭園】に向かった。約30分ほどかかった。この地は、「日本の植物の父」牧野富太郎博士が30年間住んでいた土地だそうだ。

 入口には、欝蒼と茂る栴檀の木に花が咲いていた。この記念庭園では、あらためてビデオで牧野富太郎の実績を学んだ。牧野富太郎の研究は首都大学に引き継がれたようだが、その整理に約20年もかかったそうだ。

 この日も、ずいぶん勉強になった。参加者は、一様に満足していたようだ。

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