カテゴリー「東京シニア自然大学」の192件の記事

2018年2月15日 (木)

№3711 葛西臨海公園で野鳥観察会

Img_5180 東京シニア自然大学NEXTの今期最後の講座は、「葛西臨海公園での野鳥観察会」であった。この日の参加者は16名だ。朝10時の集合時間には、全員勢揃いした。

 この日の講師は、奥日光でガイドをやっている、わが仲間のやまちゃんだ。いつも驚かされるのだが、彼の自然に対する知識はすごい。植物や昆虫だけでなく、この日の講座野鳥観察会も、彼なしでは考えられない。

 やまちゃんを含む世話人で、この日のために1月19日に今回の下見をしたようだ。その時には、36種類の野鳥を観察できたという。朝礼で、そのリストが手渡された。さて、この日は何種類の野鳥観察ができるのだろうか。

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 何種類か写真に撮ったが、望遠なので写真がぼやけている。了解願いたい。公園入口で、まず最初に観察したのはムクドリだ。この鳥はどこにでもいる。ウグイスの鳴き声は聞こえたが、姿は見えなかった。ハシブトガラスや雀も、珍しい野鳥ではない。

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 芝生の真ん中で何かを啄んでいるのはツグミである。姿勢が良いので、私にもすぐに見分けられた。ツグミは渡り鳥だという。

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 浜に出てみた。海浜公園の沖に浮かんでいる野鳥は、スズガモだという。やまちゃんが望遠鏡を持ってきたので、覗かせてもらった。腹が白いのが雄でで、茶色いのが雌らしい。じっとして動かないのは、寝ているせいだという。夜行性の野鳥で、餌は夜取るらしい。

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 浜辺で一生懸命餌をあさっていたのがハマシギだ。一体、何の餌をあさっているのだろうか。多分、ゴカイのようなものだろう。水の曳いた塩浜には、子ガニのような餌になる生物がたくさんいる。

Img_5194Img_5199  オオバンはこれもどこにでも見られる水鳥だが、アオジは珍しい野鳥だという。人懐っこい鳥で、すぐそばにやってきた。

 やまちゃんの解説だが、「チッと鳴くのがアオジで、チチッと鳴くのがホオジロだ」という。鳴き声も野鳥を見分ける重要なファクターである。

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 私がこの日数えた野鳥は、全部で34種類だった。上の写真は、これもどこでも見られるアオサギだ。猛禽類でオオタカやノスリ、トンビも観察できたが、写真に撮ることはできなかった。

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 この葛西臨海公園には鳥類園が敷設されており、静かに野鳥観察できる絶好の場所が何か所もあった。われわれ以外にも、大きな望遠レンズのカメラを抱え、観察に訪れる人が多かった。この日はポカポカ陽気で、土手の芝に座ってお昼を食べ、ピクニック気分だった。

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2018年1月25日 (木)

№3690 東京国立博物館見学

 『東京シニア自然大学』の開講講座で、上野の建物巡りの会があった。

 上野には意外と名物の建物があり、巡り歩くだけでたっぷり一日かかる。私は所用があり、午前中の建物巡りには付き合えなかった。話に聞くと、昨年世界遺産になった『国立西洋美術館』のほかに、『東京文化会館』、『国立科学博物館』、『黒田記念館』、『東京芸大レンガ館』、『国際子ども図書館』などをボランティアガイドの案内で歩いてきたらしい。

 「このボランティアガイドがひどいの」と感想を述べる人もいたが、まあ、無料でお願いしているので、当たりはずれがあるのは仕方ないことだ。

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 そして、午後は『東京国立博物館』の本館をじっくり見て歩く予定であった。午後1時に正門玄関に行ったら、20名以上の参加者がいた。ありがたいことに、国立博物館は70歳以上は無料で入場できた。

 「近くの科学博物館は65歳以上が無料なのに、なぜここは70歳以上なのだ」とぶつぶつ言う人もいた。そんなことを言っても、入場料は会が持つので、自分の懐は痛まないのにだ。

 この日の講座は、私も世話人だった。ノンノも世話人だったはずだが、彼女は体調不良とかでドタキャンだったようだ。この博物館行きを一番主張したのが彼女だったので、少々残念だった。

 私は、この博物館は何度か訪れている。もっとも、平成館で特別催事のある時に、少し立ち寄る程度だったが。

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 この本館を一渡り歩くと、日本の歴史的重要作品が見て歩くことができる。仏像に始まり、刀剣・甲冑、陶磁器、漆工、着物、浮世絵、書画、考古遺物等だ。仁清の「色絵月梅図茶壷」が飾られていたが、テレビの「なんでも鑑定団」のファンである私にも、一体いくらぐらいするものか興味が湧いた。

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 甲冑は徳川後期のもののようだったが、華麗なものだ。ものすごい量なので、一点一点みて歩くのは疲れる。ところどころにソファーがあったので、疲れては休んだ。それにしても、普段の運動不足のせいか、足腰が弱ったね。

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 皆さん、2時間余りの見学で何を見たのだろうか。

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2018年1月12日 (金)

№3677 浅草で新年会

 前号の記事の続きになる。せっかく浅草に来たからには、新年会をして帰ろうよ。それでなくても、この東京シニア自然大学の開講日は「反省会」と称して、必ず飲み会が開かれている。

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 吾妻橋のタモトでどこに行こうか相談したら、意外と神谷バーを知らない人が多かった。「一度電気ブランなるものを飲んでみたい」という声があり、目の前の神谷バーに入った。12名の大勢だったが、時間が早いこともありスンナリ座れた。

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 私は電気ブランを何度も飲んでいるが、あまり好きにはなれない。この日も、いつも通りの生ビールだ。初体験と、電気ブランに挑戦したのは、高崎からきているクニちゃんだ。あまり酒が強くない彼だが、口当たりがいいと一気に飲んでいた。そのあとは、いつものように机に伏して寝てしまった。

 紅一点で参加してくれたのがココミさんだ。「以前から反省会に興味があったが、どんな様子か覗いてみました」とのことだ。彼女もお酒はめっぽう強いらしく、地元北千住では潰れるほど飲む会があるのだそうだ。

 いつもはほとんど参加しないやまちゃんも、この日は参加してくれた。彼は驚くほどの方向音痴で、ガイドをやっているがGPSが必須とのことだ。「目の前に東武電車が走っているので、方向を間違うことがないので参加した」のだそうだ。

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 だいたい、反省会は2時間が相場なので、午後6時前にはお開きになった。クニちゃんが「まだ浅草観音に参拝したことがない」と珍しいことを言っていたので、初詣がまだだった私は、付き合うことにした。お正月も10日が過ぎると、人出は少なくなっていた。

 

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2018年1月11日 (木)

№3676 隅田川七福神巡り

 東京シニア自然大学の仲間と、「隅田川七福神巡り」をしてきた。今年最初の講座である。天気も良かったせいか、24名と大勢の仲間が参加してくれた。このコースは、私は彩の国いきがい大学の仲間と以前に巡ったことがある。ブログで検索してみたら、2013年1月10日の№1841号の記事にあった。

 前回は彩の国いきがい大学の仲間と一緒だったが、今回は東京シニア自然大学のメンバーで仲間は異なっている。ただ、歩くコースはまるきり一緒だった。私は時間を甘く見ていて、10分ほど遅刻してしまった。世話人何人かを残して、もう一行は七福神巡りに出発していた。

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 最初の目的地・多聞寺(毘沙門天)も白髭神社(寿老神)も、前回と一緒だった。

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 前回と違ったのは、この後「セイコーミュージアム」を訪れたことだ。時計博物館だ。時計の歴史とともに、いろいろな種類の時計が飾られていた。私は、定年とともに腕時計とキッパリお別れしている。あまり時計に興味はなかった。

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 この博物館でお昼休憩にした。周りには何軒かのレストランがあり、めいめい好きなレストランに分かれて行った。私が入ったのは、下町の洋食屋さんだ。ステーキが名物とのことで、長い行列ができていた。行列ができるというのは、美味しい証拠だ。なるほど、ステーキが美味しかった。お正月だし、まあ、ワインだね。

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 さて、午後は残りの七福神だ。最初に行ったのが、向島百花園だ。春の七草が飾ってあった。覆いをかけられた寒牡丹が可愛らしかったね。

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 長命寺では、お寺参りより桜餅に人気があった。お土産に買う人が何人もいたが、なかにはへそ曲がりの仲間がいて、「私は対面にある言問い団子が好きなのよ」と、わざわざその店に行っていた。

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 この七福神巡りは、どんどんスカイツリーに近づいていくコースだ。最終目的地の近くでは、スカイツリーが大きく見えた。ある仲間は、「近くで見ると、意外と低いんだね」と言っていたが、それでも634mもあるのだ。

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 最終目的地は、浅草だった。

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2017年12月14日 (木)

№3648 大楠山ハイキング

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 東京シニア自然大学NEXTの本年最後の講座【大楠山ハイキング】に参加してきた。この日の参加者は19名だった。

 大楠山は、湘南新宿ラインの終点駅逗子からバスで20分ほどのところに登り口がある。私にとって、この湘南新宿ラインは使い勝手のいい線だ。私の住んでいる駅から、乗り換えなしで行ける。ただ、乗車券は馬鹿にならない。

 大楠山は、私は初めて登る。標高242mと低山ではあったが、どんなに低い山でも登りはきつい。幸い、この日はやまちゃんが参加してくれ、植物の説明を聞きながら登った。

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 フユワラビ、マユミの花、シロダモの花などの説明を聞いた。

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 それにしてもこの日は絶好のハイキング日和で、雲一つない快晴で、ほとんど風もなかった。厳重な防寒対策をして臨んだが、登るにしたがって汗を掻いた。途中でセーターを脱ぎジャンバーを脱いだが、それでも暑かった。

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 1時間半ほどの登りで、大楠山の山頂に到着した。頂上は360度の展望が効き、房総半島や東京湾、伊豆大島や江ノ島、伊豆半島まで展望できた。

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 頂上には高い展望台があり、皆で絶好のパノラマを楽しんだ。ただ、残念だったのは、富士山だけが雲に隠れて見えなかった。ぽかぽか陽気の中、頂上で思い思いに弁当を広げた。

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 頂上のすぐ近くに、灯台のようなものが建っていた。なぜこのような山の中に灯台があるのだろうか不思議に思ったら、この建物は灯台ではなく、電波観測所だという。半径120㎞の観測ができるらしい。

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 下りも楽しい気分だった。下ったところにあったのが、葉山の立石海岸だ。山に登り、海岸散策を楽しんだこの日の講座は、満足できるものだった。当然、逗子駅前で恒例の反省会をして帰ってきた。

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2017年12月 9日 (土)

№3643 駒込から王子へ歩く

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 東京シニア自然大学修了生コースで、「東京の崖を訪ねるー駒込・王子」の講座に参加してきた。講師は、東京学芸大学名誉教授の小泉武栄先生だった。小泉先生の講座はいつも人気で、この日も最大の30名の参加だった。

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 集合地は、駒込駅前の染井公園だ。駒込駅前は、江戸時代は染井村といい、植木屋が多かったようだ。そして、有名なソメイヨシノの桜が交配された地でもある。この地は、また昔は石神井川が流れていたという。この日は、石神井川の痕跡を訪ねる講座でもあった。

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 駒込からすぐ行ったところに、霜降橋交差点がある。ここも、以前は石神井川に掛かった橋があったところだ。今は暗渠で、川は見ることができない。そこからすぐ坂を登ったところにあるのが、旧古河庭園である。この庭園は、石神井川の崖を利用して設計されたという。

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 その後、飛鳥山公園まで歩いた。途中、東京高等蚕糸学校(現東京農工大学)発祥の地を見たり、一里塚跡を見た。

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 私はいつも目の前を通っているのだが、王子の飛鳥山公園は入ったことがない。この公園内に、渋沢栄一記念館があったり、紙の博物館があるのも初めて知った。今回は建物を見るだけだったが、今度ゆっくり見学に訪れたい。

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 そして、目指したのが王子駅だ。この王子駅のすぐ脇に、今回の目的の石神井川が初めて姿を現した。この場所では、石神井川は30mくらい掘り下げられ、高い堤防に囲まれていた。暴れ川でしばしば氾濫がおき、今の姿になったという。

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 この川のすぐ脇にあったのが音無渓谷だ。この渓谷は、以前石神井川が流れていた跡だという。現在の姿とはずいぶん違っていて、自然が多く残されていた。それにしても、人為的に管理された現在の川は、無残そのものだった。

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 王子駅前で昼食を摂り、午後に向かったのが「名主の滝公園」だ。滝ノ水が滔々と流れていたが、これは巡廻水だそうだ。それにしても、東京にも隠れた自然がいっぱい残っているのを見て、安心した。

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2017年12月 8日 (金)

№3642 来年度の講座を決める

 「東京シニア自然大学NEXT」の運営委員会が開かれ、来年度の講座をどうするのか協議した。この講座開講も、もう5年目に入る。

 少々分かりにくいので再度説明するが、東京シニア自然大学は開校5年目になった。東京シニア自然大学を卒業した人たちで、1期生を中心に、期を超えて横断的に自主講座をやっているのが「NEXT」である。

 そのほかに、東京シニア自然大学を主宰しているJEEF(日本環境教育フォーラム)が卒業生を対象に「修了生コース」を設けている。また、各期ごとに「2期会」「3期会」「4期会」として、独自に活動しているようだ。

 わがNEXTの会員は、現在42名だ。東京シニア自然大学全体の卒業生が100名前後だから、約4割を集めている。なかには、期だけで結束するのだから、横断の会NEXTには入らないという人もいる。各自の判断だから、仕方がない。

 今なぜ来年度の講座を決めなければならないかというと、5期の在校生がそろそろ卒業になる。その在校生に向けて、NEXTは来年度はこういう活動をするので参加しませんか、と呼びかけることが必要なのだ。

 来年度はどういう講座を開くのか、会員にアンケートを募ったのは10月だった。それぞれ60以上の希望講座が集まった。その表を基に、運営委員長のYamamotoさんが、再度会員に希望講座の中でこれはというものを5個だけ選んでもらった。希望の高いものを中心に、来年度講座を開くからだ。

 この日の会議で、希望講座集計表を基にして、来年度講座を決めていった。まずは、来年度のカレンダーをもとに開講日を決めた。全部で20日間講座を開くことになった。票の高い順に、開講日と運営委員会担当者を決めた。

 埼玉周辺で開かれる講座は、埼玉に住んでいるのが私だけだから、しようがない、私が担当しようか。それが結構あった。「春の花を探しに地球観測センター(埼玉)へ」、「渡良瀬遊水地の観察会」、「見沼通船堀と見沼代用水」、「季節の花を探しに北本自然公園へ」の4つだ。

 もちろん私だけがやるわけではなく、私を中心に2~3人の世話人を選び、その世話人が中心となって下調べ、シラバスの作成、参加者を募るなどの実務を行わなければならない。

 来期も魅力的な講座がたくさん並んだ。私が担当する上記の4講座以外でも、「入笠湿原で植物観察」、「鎌倉歴史散歩」、「玉川上水を歩く」、「大磯町に吉田茂邸を訪ねる」、「鶴見総持寺で写経・精進料理の体験」、「箱根湿性花園と紫陽花見物」など多士済々である。

 これらを決めるのに3時間半もかかった大会議だった。いつものように、終わった後は有志で【反省会】と称した飲み会があった。家に帰ったのは、夜10時近くだった。

 

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2017年11月24日 (金)

№3628 シニアの向学心

 私は定年になって10年以上になるが、向学心と好奇心は絶えず持ち続けたいと思い続けてきた。意外と同じ志の人間が多い。

 前号の記事になるが、等々力渓谷散策の帰りの反省会で、隣に座ったYさんとは、NEXT参加以来初めて会話した。私は第一期卒業生で、彼は第三期生だ。今までほとんど接点がなかった。彼の話に興味を持ったので、ここで紹介したい。

 彼は若いようだったが、私と同じ月の生まれだと言っていた。世田谷に生まれ育ったようだが、東京シニア自然大学に入学する前は、東京農大の社会人コースで学んでいたようだ。東京シニア自然大学の仲間には、このコースを卒業して入学してきた人が結構多い。

 東京農大のこのコースは、年間30万円だという。野菜や花を育てるコースから植木のコースまでいろいろあるそうだ。ただ、人気の野菜や花のコースにはなかなか入れないという。彼は、植木のコースを選んだらしい。

 農大の社会人コースは、本科を卒業すると、専科で何年でも在籍できるらしい。中には10年も在籍している人もいるという。ただ、毎年同じような授業で、年数を重ねたからといって30万円が安くなるというわけでもない。勢い、向学心のある人は、この東京シニア自然大学をめざして入学してくる。

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 Yさんは農大を終了して、仲間とミカン作りに励んでいるというし、群馬ではリンゴの木一本を仲間5~6人でシェアしている、と話していた。そういえば、お昼休みにデザートで差し入れてもらったリンゴは美味しかった。そのシェアした木から採れたものだという。

 私が一番感じたのは、そうやって向学心・好奇心に燃えている人は、いつまでも若々しいということだ。わが東京シニア自然大学の仲間は、本当に気持ちが若い。会社の愚痴など聞かないだけ、付き合っていて安心していられる。

 東京シニア自然大学には、またべつの学校から入り直している人も多い。聞くところによると、『立教大学セカンドカレッジ』出身だそうだ。立教も調べてみると、年間40万円の授業料だ。向学心のためには、こういうお金は安いのだろう。

 ただ、問題も多い。というのも、東京シニア自然大学の主宰者から最近聴講生が集まらないという嘆きの言葉を聞く。なぜかと考えるに、私の時には60歳定年が主流だったが、今では65歳定年で、70歳まで在籍というシニアが増えてきた。

 70歳にもなると枯れてしまい、なかなか向学心というわけにもいかないのかもしれない。そういう意味でも、『彩の国いきがい大学』『東京シニア自然大学』と渡り歩いた私は、60歳で辞められてラッキィだった。良い仲間もできたのはうれしい。

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2017年11月23日 (木)

№3627 等々力渓谷を歩く

 久し振りに参加したのだが、『東京シニア自然大学NEXT』の講座があった。この日のテーマは、「等々力渓谷 都内唯一の渓谷散策」だ。何度か話には聞いていたが、等々力渓谷を歩くのは初めてのことである。そもそも世田谷の奥深くには来たことがなかった。

 この日は、これも初めてのことだが、大井町線に乗った。大井町駅の改札口前から出ていて、えらく便利な電車だった。18分ほどで等々力駅に到着した。この日の参加者17名はすでに勢ぞろいしていた。

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 朝礼の後出発したが、駅から歩いてものの5分ほどで渓谷到着だ。入口のすぐ脇に掛かった橋は、ゴルフ橋というのだそうだ。以前、東急がゴルフ場に行く橋をかけ、その名前で呼ばれたという。

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 等々力渓谷は、意外と深山幽谷の谷だ。渓が深く、木が大きく豊富だ。林には、鳥の鳴き声が聞こえる。鳥博士の級長に聞いたら、「あの鳴き声はヒヨドリだよ」と言っていた。

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 この渓谷は、地層を見るにも絶好だった。粘土層の上に関東ローム層が乗っているのが、はっきり観察できた。その層の間から湧水が滲み出していた。湧水も豊富な場所だ。何でも30か所以上の湧水が確認されているという。

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 また、ここには古代人の住居跡も残されていた。古墳時代から奈良時代初期にかけ、構築された横穴墓だけで6か所確認されているらしい。横穴墓からは、様々な歴史的遺物が出てきたという。

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 岩に残されている、白い線状の模様は何だろうか。こういうことに詳しいやまちゃんは、この日は欠席だった。代わりにくにちゃんが解説したところによると、「変形菌ではないか」との話だ。そういえば、変形菌について勉強したことがあった。

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 等々力渓谷をさらに進んでいくと、等々力不動尊だ。階段を100段近く登って、その不動尊に着いた。境内では、結婚式の写真撮りをしていた。花嫁さんは外国人だった。「きれいだね」と声を掛けたら、にっこり微笑んでいた。

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 「日本庭園」でお昼ご飯だ。この日の天気予報は下り坂だったが、お昼頃はまだ日差しがあり、ぽかぽかしていた。この庭園にはたくさんのイロハモミジがあったが、紅葉を迎えるのは10日後とのことだ。

 帰りに多摩川沿いを歩いて二子玉川駅に出たのだが、なかなかいい散策だったね。当然、駅前で反省会をやって帰ってきた。

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2017年10月21日 (土)

№3591 雨の上野・谷中界隈散策

Img_4428 東京シニア自然大学の講座で、「上野・谷中界隈の散策と都市観光の課題」があり、参加してきた。この日の講師は、高崎商科大学准教授の萩原豪先生だった。萩原先生は上野で生まれ、子どもの頃はこの地を遊び場にしていたという。

 あまり皆に知られていないディープな上野・谷中を紹介したいのだそうだ。雨の予報で、主催者は中止かどうか迷ったようだが、催行を決断した。私はこの雨に備え、大きめの傘を持って出かけた。

Img_4430 まず向かったのが「上野弁天堂」だ。谷中七福神の終点として、私は何度も訪れている。先生が見てほしいのは弁天堂ではなく、この周りにある塚だという。ウム、確かに「すっぽん塚」「ふぐ塚」「めがね塚」「鳥塚」「庖丁塚」「魚塚」など、多くの塚が建っていた。

 誰が建てたのかを見てみると、それぞれの関連業者が建てたもののようだ。それだけではなく、この上野公園には多くの銅像も立っているらしい。これだけを見て歩くだけでも一日が必要と言っていた。

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 上野公園で有名なのは、「西郷隆盛像」だ。萩原先生は鹿児島大学に赴任したこともあり、「せいごうどん」は鹿児島で今でも愛されているという。さらに、先生は2年ほど沖永良部島にも滞在していたらしい。「西郷隆盛」は、来年の大河ドラマの主人公として、この像も人気が出るだろう。

Img_4433 ただ、先生が見てもらいたかったのは、この像の後ろにこじんまりと立っている「彰義隊の墓」だと言っていた。明治維新の際、上野の山は政府軍と賊軍の激しい戦争の場になった。その痕跡が、あちこちに残っているようだ。

 この日は、その痕跡を訪ねる目的もあった。谷中のお寺には、いまだ鉄砲の傷跡があるというし、新政府軍が彰義隊の死体を片付けるのを禁止したのに、率先して弔った方もいたという。

Img_4442 お昼ご飯は、東京芸大の学生食堂だった。一般の人が食堂に入るのは禁止されていないらしい。学食で食べるといううのも久し振りだね。スペシャルランチを食べたのだが、最も高いメニューでも610円だった。

 午後は、寛永寺から谷中散策だ。寛永寺にある幼稚園も、先生が卒園したところらしい。卒業した小学校・中学校もこの界隈にあった。

Img_4448 根岸にぽつんと立っていたのが「子規庵」だ。正岡子規終焉の場所として、彼の書物を読んだものにはおなじみの場所だ。有料で入場できるようだが、団体行動だったので、次の機会にしよう。

 この近くには「書道博物館」や「ねぎし三平堂」などもあったが、外を見て通るだけだった。休憩場所は、西日暮里駅前のホテルの喫茶室だ。25名ほどの団体が、すっぽり入った。

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 さて、帰りはさらに谷中を散策しながら上野に向かうという。まず訪れたのが芋坂だ。今ではJRと京成線の鉄橋になっているが、上野に籠った彰義隊が逃れた道が、この芋坂だったらしい。歴史小説を読んでも、政府軍は逃れ場所を開けておいたことが書かれている。フ~~ム、この場所だったんだ。

Img_4453 谷中の墓地を抜けていったのだが、一か所ブルーシートが敷かれていた場所があった。幸田露伴の小説で有名な「五重塔」があった場所だ。心中の貰い火事で焼けてしまったのだが、再建計画もあるらしい。

 この日は雨なのにもかかわらず、ずいぶん歩いた。歩数計を見ると、23,000歩も歩いていた。最後に先生が言ったのは、「この日は健脚コースで、12kmほどあった」そうだ。

 最後の打上げで言っていたのだが、上野・浅草界隈ではまだまだ見るべき場所がたくさんあるのだそうだ。まあ、雨だったが楽しかった。

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