カテゴリー「俳句」の166件の記事

2020年12月23日 (水)

№4748 今年の俳句ベスト5を選ぼう

 「伊奈桟雲の会」の代表世話人のYukoさんから、「毎年、自分のベスト5を選んで発表していたんじゃなかったですか。今年はどうしましょうか」という問い合わせがあった。そういえば、会報にベスト5を載せていたね。そう思って、今年の会報を1月号から12月号まで繙いてみた。そしたら、今年は載っていなかった。作品展を開かなかったので、載せなかったのかな。

 まあ、それでも今年の成果としてベスト5を選ぶ試みはいいと思う。Yukoさんにはそう返事をしたが、さて、私の今年のベスト5はどういう句だったのだろうか。これを機会に選んでみよう。

 会報に載っている句は、先生が〇をつけたものだけだ。今年は一体いくつあったのだろうか、数えてみた。今年は例月の句会のほかに、10月末の那須での十三夜吟行、それに12月に行われた鍛錬吟行があった。

 それらの句会で、先生に一体いくつの〇をもらえたのか調べてみた。全部で65句が先生の評価の対象になった。各季ごとにはどうか。新年が2句、春16句、夏14句、秋29句、冬4句であった。相当季によってばらつきがあるのがわかる。私はほとんど特選の点をとることはないのだが、今年は6月に1句あった。その句を紹介したい。

夏めくや図鑑片手に野草狩り

《特選句評》感動が伝わってくる。これが大事。仕立てがいい。

 さて、特選以外で各季ごとに私のベスト5を選んでみたい。

新年

役者絵の羽子板飾る鄙の家

屋敷林背(そびら)に農の大辛夷

荒梅雨や止まる線状降水帯

鳶飛ぶや三崎港(みなと)の秋夕焼

極月や辛味大根のなほ辛く

 新年の俳句は、神田明神にお参りした時に、隣の古家の玄関に役者絵の羽子板が飾ってあったものを詠んだ。春の句は、いつもの散歩道で、見事な辛夷が咲いていたのに感動した。夏の句は熊本の大水害を詠んだものだし、秋の句は十三夜吟行でマウント・ジーンズに登って詠んだ。そして、冬の句は先日の鍛錬吟行に提出したものだ。それぞれに思い出が深い。

 今年も100句以上は作っているが、悲しいカナ、モノになる俳句が少ないのが現状である。ただ、各句には思い入れが強い。

【12月22日の歩行記録】10,338歩 6.9㎞

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2020年12月14日 (月)

№4739 鍛錬吟行に参加

 俳句仲間のTaeさんに誘われて、「第8回鍛錬吟行」に参加してきた。私は初めての参加だった。この吟行の趣旨は、山彦先生の提唱による「鍛錬の道場として設けました。吟行を通して俳句の鍛錬、俳人としての鍛錬を目指します」とのことだ。会場はこれも一定していて、北本自然観察園である。私はこの会場には、わが「伊奈桟雲の会」の吟行で一度訪れていた。それでも久し振りだ。

Dscn2681  この日の吟行参加者は、先生を含めて5人だった。ちょっと寂しかったね。わが句会からは、常連のYukoさんとTaeさんの参加だ。自慢じゃないが、私は吟行での俳句作りには若干自信を持っている。野外に出て俳句を作っていると、句想が自ずと浮かんでくる。

 この日の課題は、兼題2句で「極月」と「冬木」だ。それと雑詠1句の提出が義務づけられた。わが「伊奈桟雲の会」の句会は火曜日である。それに向けて私はすでに10句を用意していた。吟行で俳句ができなくても、このすでに作っている句を提出すると事足りる。安心して会場に向かった。

 北本自然観察公園はすでに冬の装いで、ほとんど木の葉は枯れ落ちていた。春や秋の花や木々が生い茂っているときは俳句もそんな難しくはないが、いまのように句材が乏しい時の俳句は難しい。それでも、公園には様々な材料があった。私は初案を「俳句手帳」に書きつけていった。あっという間に6句ほどができた。出来ただけではだめで、推敲を重ねる必要がある。

Dscn2682  私がこの日作った俳句で、これは良く出来たというものがある。それをここで紹介したい。ただ、この日の吟行だけでは課題句が揃わないと、あらかじめ用意していた句も提出した。結局、この日は兼題2句と雑詠3句の提出だった。

杖突きて木道枯葉を老の急(せ)く

 お昼ご飯を食べて、この自然観察園の会議室で句会を行った。5人の句会は濃密だった。それぞれが作った俳句を短冊にして提出した。その短冊の清記は3人で行った。その清記表に基づいて、兼題A(極月)、B(冬木)、さらに雑詠1句と特選1句を選ぶことになった。さて、私が作った俳句の評価はどうか、一番の楽しみだ。

 参加者が少なかっただけに、先生から1句1句の丁寧なコメントを頂けた。私の上の俳句を選句してくれたのは、この日の参加者Sayokoさんだ。ただ、この日は先生の提出句を別にして、票は割れた。幸いなことに、私の提出句のうちで4句に〇がついた。まあまあの成績だったのかな。この日の句のうちで、〇のついたもう1句をここで紹介したい。

鴨の陣池の真中に鳴き交し

 この鍛錬吟行は、句会だけではなかった。先生の講義が1時間ほどあった。この日のテーマは「気になる冬の季語」である。資料と例句を用意して、丁寧な講義だった。私があまり使ってこなかった「うつ田姫」、「しづり」、「冬ざれ」、「虎落笛」など様々な季語のことを詳しく教えてもらった。まさに「鍛錬吟行」だったね。

【12月13日の歩行記録】9,479歩 6.4㎞

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2020年12月 5日 (土)

№4730 俳友の投稿、朝日の「声」欄に載る

 先日、俳友のYukoさんらかLineメールがあり、12月5日(土)の「声」欄に自分の投稿が載ることになったと連絡があった。さて、どういう投稿が載るのだろうか。彼女は、2~3年前にも同じ欄に投稿し、その文章が載っていた。内容は忘れてしまったが、たしかお父さんの事を書いていたはずだ。

 この日の投稿は、「親心知らずに 友に貸した赤い手袋」と題したものだった。60年以上も前に、仙台に転校した際、友だちのサッちゃんに手袋を貸したという話だった。Yukoさんとは俳句の話はするが、彼女の生涯について話したことはない。仙台に住んでいたとは、初耳だった。

 彼女は関西弁で話すので、生まれはそちらの方だとはわかっていた。ただどういう道をたどったのだろうか、仙台を経て私が今住んでいる住宅地にもいたことがあると言っていた。旦那さんの話もしたことがない。

 彼女の俳句には、父や母や夫を題材にしたものも時々顔を出す。詳しいことは分らないが、作る俳句を詠んで彼女の生きて来た道を想像するしかない。果たして仙台に何年住んでいたのだろうか。

 句会には、時々親兄弟や妻、夫を題材にした俳句が提出される。提出した俳句を詠んで、その人の境遇を想像するしかない。俳句の題材は、マイナス思考ではだめとよく先生に言われる。そういう意味で、親族のほっこりしたエピソードなどが俳句になると、微笑ましい。さらに、先生は「俳文も大事」とよく言う。

 Yukoさんの日頃の文章に対する思い入れがこういう形で新聞に載ると、仲間としても誇らしい気持ちがする。わが「伊奈桟雲の会」には、Line仲間が8人いる。早速その仲間にも知らせておこう。

【12月4日の歩行記録】8,832歩 5.9㎞

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2020年11月18日 (水)

№4713 べに花ふるさと館で吟行

Dscn2561  毎月第3火曜日は、わが「伊奈桟雲の会」の定例句会の日だ。この日は、年一回の吟行だった。吟行会場は、桶川にある「べに花ふるさと館」である。自宅から車で20分ほどのところにある。私は初めて訪問したが、このふるさと館の説明を読むと、古い地主屋敷を市が買い上げたという。

 もともとここの素封家は紅花商人だったようだ。江戸時代、紅花は山形と埼玉が二大産地だったようだ。6月は埼玉で、7月には山形で紅花が採れたらしい。紅花で大儲けをした農家だったのだろう。母屋のほかにも長屋門が残されていた。この日はここで吟行兼句会だ。午前中に俳句を作り、午後には、この母屋の二階で句会をやる予定だという。

Dscn2562  参加者は、わが伊奈桟雲の会のメンバーのほかに他の句会からも3名の参加があり、14名の賑やかな句会となった。天気もよし、俳句手帳片手に早速句作に入った。意外と、私には吟行は得意だ。この周囲には、ものすごい広い敷地の豪邸が何軒もあった。上の写真の家は、入口から玄関の門まで100mもあった。門脇には、井戸ポンプが備えられていた。この近くに、俳優本木雅弘の実家があるという。句材は多くありそうだ。俳句を思い浮かべながら歩いた。

Dscn2565  1時間ほどブラブラしただろうか、あっという間に10句を作り上げた。私は10句だったが、さすが先生は31句も詠んだらしい。この日の提出句は、兼題を含めて6句だ。俳句を作るのは誰にでもできる。問題は推敲能力である。粗々作った句のうちでモノにできそうな句6句を選んだ。そして、それに磨きをかけていった。

 お昼ご飯は、この母屋で昼食を頼んだ。私が食べたのは鍋焼きうどんで、このうどんは腰があって美味しかった。皆さん、それぞれうどんか蕎麦を頼んでいたが、うどん派の方が多かったのではないか。

Dscn2567  さて、午後1時からは句会だ。母屋の二階の句会会場の床の間には、立派な書がかけられていた。誰の書かと説明を読んでみたら、本木雅弘が書いた「誉郷」という書だった。本木にこのような才能があるとは知らなかった。床の間の隣に、やはり本木の「紅花浪漫」という掛け軸もあった。二階は半分で二十畳もある畳の大部屋だったが、この日この二階を使うのはわれわれのみだ。

Dscn2568  さて、じっくり句会をやろう。いつもの手順通り、作った俳句を短冊に書いた。それを手分けして清記表を作り、その表で選句した。それぞれが兼題1句に雑詠5句を選句した。さて、私の作った俳句はどうだったのだろうか。皆さんそれぞれ点数を入れるのだが、珍しいことに私の句にこの日最高の4点が入った。ただ、先生からのコメントは散々だった。そして、手入れをしてくれた。その句を含めて、〇を頂いた句を紹介したい。

銀杏散る石仏並ぶ墓域かな

仁王像秋の日なかに静坐かな

【11月17日の歩行記録】4,875歩 3.3㎞

【11月17日のアクセス数】164アクセス 訪問者123人

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2020年11月 8日 (日)

№4703 吟行「那須山野行」

 先日、那須で「十三夜吟行」を行った報告をした。昨日、その吟行で作った俳句に、先生は一点一点コメントを付けて返してきた。私は10句作ったのだが、そのうち9句に〇がついていた。1月の機関誌でその吟行の報告をしたいらしい。先生からは、自分で5句を選び、至急に返してもらいたいとのメールだ。その際、タイトル名も入れてほしいとのことだ。

 この吟行は参加者が少ないだけに、先生に丁寧に見て貰えるメリットがある。一点一点にコメントを入れていただけでなく、添削もしていただけた。今日は、その中で私が選んだ5句とタイトルを紹介したい。先生の短評も載せてみた。すでに紹介したものもあるが、写真があるものについては、それもつけた。

那須山野行

裸木に白骨のごと尖る枝

(短評)まとまっている。

Dscn2504_20201108103601 山毛欅枯木えだの寄生木真青なり

《原句》寄生木や山毛欅の枯れ木の枝先に

Photo_20201108103201 北風(きた)吹くや千体地蔵の赤帽子

(短評)まとまっている。

Dscn2503_20201108103701 熊除けの警戒ラジオ山に鳴る

(短評)まとまっている。

Dscn2513_20201108103801 豆名月愛でて床几に供へ物

(短評)情景が浮かぶ…。

【11月7日の歩行記録】10,636歩 7.1㎞

【11月7日のアクセス数】259アクセス 訪問者92人

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2020年10月23日 (金)

№4687 子規とベースボール

 俳句の会報「伊奈桟雲」には、会員が交代で作文を書いている。10人の会員がいるので、10ヶ月に一度はその順番が回ってくる。作文のテーマは、基本的に俳人レポートであるが、何を書いてもいい。ただ、ほとんどの会員は、俳人について書いている。今まで会員がどういう俳人を紹介しているのか見てみると、小林凜、小林一茶、飯島晴子、杉田久女、竹下しづの女、三橋鷹女などだ。

 そして、私に順番が回ってきた。 先生は、「俳句作りには文章を書くのも俳句上達には必要だ」と強調していた。もっとも、私のように毎日ブログで作文作りをしているが、なかなか上達しない人間もいる。ただ、私は毎日のようにブログを書いているので、作文を書くのはそんなに苦ではない。問題はどういうテーマで書くかだ。それさえ決まってしまうと、資料を読みながらサッと書き上げてしまう。

 9月に行われた大相撲秋場所を観戦していたら、ある日、アナウンサーが「子規と大相撲」の俳句を紹介していた。なぜこの日の紹介か考えてみたら、この日は「獺祭忌」(子規がなくなった日)だったことに気が付いた。このテーマで書いてみようかと思ったが、手ごろな資料がなかった。ところが子規とベースボールを書いた資料が見つかった。急遽、ベースボールをテーマに書いてみることにした。

 以下がその作文である。

 子規とベースボール             秦山 

 私は、よく大相撲を見ている。先日行われた大相撲秋場所だが、九月十九日の「獺祭忌」に子規の相撲俳句が紹介されていた。子規といえばベースボールで有名だが、相撲も好きだったのだとあらためて思い知らされた。子規の相撲の例句を上げてみよう。

 うつくしき秋を名乗るや角力取                               子規

 今回は相撲ではなく、子規とベースボールを取り上げてみたい。子規がベースボールに夢中だったのは、つとに有名な話だ。四国の松山では、河東碧梧桐や高浜虚子に手ずからべースボールの基本を教えていたようだ。

 記録によると、子規は好きだっただけではなく、ベースボールの名手だったともいう。ピッチャーをやったりキャッチャーをやったりと、万能だったらしい。明治二十年ころ、アメリカ軍と第一高等学校の練習試合をやり、三勝一敗で日本が勝ち越し、アメリカの選手を大いに悔しがらせた。その当時、ベースボールはアメリカの国技といわれていた。

 明治二十八年ころまでは、ベースボールをうまく日本語に当てはめる言葉はなかった。ただ、子規の本名「升(のぼる)」にちなんで、彼は雅号に「野球 (のぼーる)」をあてていたこともあった。ベースボールを野球と翻案したのは、第一高等学校の二年後輩中馬庚だという説がある。ただ、子規が作った野球の造語は、今でも使われている。それは、走者・打者・四球などである。

 子規には、様々な雅号があった。野球のほか、常規凡夫、獺祭魚夫、野暮流盗花、四国仙人など二十七にも及んだというが、なかには漱石という名前も使っていた。夏目漱石は、友人の子規から雅号の名前を拝借したのだろうか。明治二十九年、彼が寄稿する新聞「日本」に随筆『松蘿玉液』を書き、三回にわたってベースボールを詳しく解説している。

 晩年、残念ながら病に倒れた子規ではあるが、ベースボールに対する情熱だけは衰えなかったようだ。病床でも多くの和歌、俳句を残している。なお、松山の子規堂には二句の野球碑が立っている。

 和歌の例句はさて置くとして、ここでは野球の俳句を紹介してみたい。

 球うくる極秘は風の柳かな(明治二十三年作)  子規

 春風やまりを投げたき草の原(明治二十三年作)  子規

 草茂みベースボールの道白し(明治二十九年作)  子規

 生垣の外は枯野や球遊び(明治三十二年作)  子規

 夏草やベースボールの人通し(明治三十二年作)  子規

*参考文献

『子規とベースボール』           神田順治(ベースボールマガジン社)

『正岡子規と明治のベースボール』      岡野進(創文企画)

Photo_20201022111401

 (四国松山にある子規堂の「ベースボール碑」)

【10月22日の歩行記録】9,038歩 6.1㎞

【10月22日のアクセス数】140アクセス 訪問者97人

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2020年10月21日 (水)

№4685 句会は国語教室

 昨日第三火曜日は、定例の「伊奈桟雲の会」の句会があった。いつものことであるが、この句会は緊張に包まれた4時間である。山彦先生の講義を、私は久し振りに、国語の授業を受けているような感じで聞いている。皮肉ではなく、いつも話してくれる事柄は新鮮だ。このエピソードは、句会の句の紹介ごとになされているので、メモをとったり取らなかったりである。

 先生が標榜するのは「写生俳句」である。しかも徹底写生をするべきという。この系譜は、ホトトギスの流れを汲む。とはいっても「写生」はそんな簡単ではない。写生俳句を訴えたのは、高浜虚子である。

 今日話された中で、山彦先生の師系の話が出た。先生がどういう師匠につきながら今に至っているかということだ。先生の俳句は、あくまでも正岡子規から高浜虚子、福田蓼汀、岡田日郎に繋がる「ホトトギス」の流れを汲む。福田は昭和23年「山火」を立ち上げ、岡田がそれを引き継いだ。山彦先生は岡田の弟子で、句会の合間に時々岡田日郎の話を聞かせてくれる。

 岡田日郎は93歳で健在だ。ただ一時500人もの会員を集めていた「山火」は、いまや100人前後と影が薄くなっているという。岡田が認めているかどうかはわからないが、「山火」から唯一独立して「桟雲」を立ち上げたのが山彦先生である。山彦先生はいまや14の句会を主宰し、さらにその勢いを伸ばそうとしている。会員も200人近いか。先生は自慢しているわけではないが、時々他の句会の様子も話してくれる。

 そして、私の苦手な文法の話もする。俳句を作るのに、終止形や連体形などを知っているのは必要だ。文法を知らなくても俳句は作れるが、知っていると句の形が整うことが多い。

 この日話してくれた新しい言葉があった。「寄物陳思」ということだ。私は初めて聞いたと思うのだが、句会で何度も話しているという。要するに、物に寄り添いながら思いを述べるのが俳句の神髄という。簡単なようで、なかなか難しい。

 さらにこの日話してくれたのは、「表現の美」「素材の美」「言葉の美」の三つの美が、俳句には必要だという。受講の生徒は、そんなものかとうなずいていた。ただ、少し抽象過ぎて自分の中で消化するのは難しいね。難しいながらも、何度もこういう話を聞いているとだんだん身についてくる(ということを期待している)。

 月一回の句会は、会員のこの一ヶ月の俳句を紹介する場でもあるが、もう一つ山彦先生の講義を聞く場としても、私には貴重な句会である。ということで、この日は朝9時50分から午後5時まで埼玉県民活動総合センターで過ごした。

【10月20日の歩行記録】2,889歩 1.9㎞

【10月20日のアクセス数】151アクセス 訪問者93人

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2020年10月 3日 (土)

№4667 散歩は俳句作りの源泉

 月が改まると、また俳句のことを考え始める。コロナウィルスの影響か、最近はどこに出かけることもない。勢い、俳句の句材は日常生活に採るしかない。あまり変化はないが、仕方がないね。

 「散歩」が私の日常だ。前にもお話したが、散歩しながら考えているのは、「俳句」の句作である。いろいろな景色を見ながら、これを俳句にしたらどんな表現になるだろうか、それを考えながら歩いている。

 そう思っていると、いくらでも俳句が浮かぶ。田んぼでは稲刈りが盛んにおこなわれている。稲刈機で穂の垂れている稲を次々と刈り取っていくのを見て、これは俳句にできないか。さらに、この稲刈りを見ているのが白鷺だ。数えてみたら、10羽以上いる。刈り取った稲の落穂拾いを狙っているのだろう。これも句材だ。

Photo_20201003180001  刈り取った田んぼでは、籾殻を焼く煙が夕暮れに棚引いている。これも一つの詩情だ。さて、どうやったら俳句に表せるか。田んぼの畔には、いま、彼岸花が満開である。観察してみると、彼岸花はどこにも咲いている。彼岸花はこんなに一般的な花だった、とまた驚いてしまう。

 散歩道には、道路に黄色い銀杏の実が落ちていた。道路が黄色に汚れている。よく見てみると脇に大きな公孫樹の樹があり、枝には銀杏がたわわに実っている。これも一つの句材だね。いつものカフェに行き、手帳を取り出して、歩きながら浮かんだ俳句を書き留めた。毎月提出するのが5句だが、たちどころに浮かんだ。

 私の悪いところは、それで良しとしてしまうことだ。提出しても、会員の共鳴を得られない。先生の手が入って、ようやく俳句の態をなす始末だ。一日でたちどころに5句ができるのだから、これに立ち止まらずにさらに俳句作りを重ねるといいのだろう。月に30句くらいを作り、その中でよかった俳句を提出する必要がある。

 この日作った一句を紹介したい。まずはこれを初作として、これに手を入れていきたい。

籾殻焼く煙のなびく夕間暮

【10月2日の歩行記録】10,399歩 7.0㎞

【10月2日のアクセス数】107アクセス 訪問者74人

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2020年9月24日 (木)

№4658 添削で劇的に変わる俳句

 先週の火曜日の定例句会は、私が提出した俳句の出来があまりにもよくなかったので、報告しなかった。ところが、先生から添削済みの俳句が返ってきた。みると、出来の良くなかった句にすべて推敲が施され、丸がついていた。先生が手を入れると劇的によくなることが、ここでも証明された。今日はその報告をしたい。

 最初に私が提出した句を紹介し、次に添削された句を紹介したい。先生のコメントも載せた。

《原句》夜風入り暑さ和らぐきのうけふ

《添削句》きのうけふ窓の夜風の涼しさよ

《原句》玉蜀黍防鳥網を高く張り

《添削句》唐黍畑防鳥網を高く張り

     ととのえた。

《原句》草生して荒れる空家に百日紅

《添削句》百日紅伸び放題の空き家かな

《原句》夾竹桃木蔭に子らの弾む声

《添削句》夾竹桃広場に子らのはしやぐ声

夾竹桃は、乳液を含み有毒らしい。会員から指摘があった。

《原句》歩数計にらみ片蔭あと千歩

《添削句》片蔭へより確かむる歩数計

     原句の「あと千歩」は余分。

《原句》夕立や出先で妻の迎へ乞ふ

《添削句》夕立やスマホに妻の迎へ乞ふ

 いつも思うのだが、添削されてみると納得がいく。

【9月23日の歩行記録】8,972歩 6.0㎞

【9月23日のアクセス数】144アクセス 訪問者77人

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2020年9月 8日 (火)

№4642 俳句作りは散歩しながら

 今月の定例句会は、来週の火曜日(15日)である。毎月兼題一句に雑詠五句の計六句を提出する必要がある。一挙に俳句ができるわけではない。毎日一句一句積み上げて、課題句を揃える。今月も俳句作りに励んでいる。

 さて、8月は暑くて散歩どころではなかったが、9月に入ってずいぶん涼しくなった。仲間では朝早く散歩している人もいるようだが、朝寝坊の私は朝というわけにはいかない。涼しくなってから出かけると、夕方になってしまう。夕方は日も陰り、日陰を選んで歩ける。歩いていてわかるのだが、ひところに比べて風がずいぶん心地よくなった。

 散歩しながら、俳句を作っている。一日一句を作ることを目指しているが、それが思うように出来上がってくるのが面白い。今月は昨日まで五句出来上がり、残り一句だ。この日は、もう一句作ることを目指して散歩に出た。一日7000~8000歩を目指す。約1時間半だ。いろいろな想念が沸き上がる。今日は散歩を主題に俳句を作ってみよう。

 ただ、わが先生は「散歩という言葉を使う俳句は採用しない」と常々言っている。【散歩】の言葉を使わないで、この状態を表現する俳句ができるかな。ああでもない、こうでもないと思いながら歩いていると、あっという間に目標の距離を歩いてしまう。

 そして、この日作った俳句を紹介したい。

歩数計みて片蔭をあと千歩

 季語は「片蔭」である。片蔭は夏の季語で、歳時記によると「炎天下、建物や塀などにそって道の片側にくっきりした日陰ができる。道行く人は暑さを避けて、その陰になった涼しいところを通ったり、そこで休んだりする。古くは夏陰という季語があったが、近代以降は季語としての働きが弱くなり、代わって片蔭がもちいっれるようになった」とある。片蔭を歩きながら、いま何歩歩いたのか絶えず注視しているさまを詠った。

 これで今月の課題作六句が揃った。定例句会までまだ一週間ある。作った俳句六句ををプリントアウトし、さらに推敲を重ねていきたい。

【9月7日の歩行記録】8,827歩 5.9㎞

【9月7日のアクセス数】196アクセス 訪問者104人

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