カテゴリー「俳句」の154件の記事

2020年7月 5日 (日)

№5077 7月の俳句を考える

 月が改まると、どうしても次に提出する俳句をどうしようか、考えてしまう。定例句会は第三火曜日だが、前もって俳句を作り、推敲する時間を持つ必要がある。

 夜中目が覚めたので、俳句を考えた。テーマは、先月何が起きたのか考える中から絞り出す。ある人が、「シンさん、俳句はすらすら出てくるタイプなの」と聞いていたが、私はいろいろと考えないと出てこないタイプだ。そしてテーマの中心は、那須で起きたことを中心に考えてしまう。

Img202007051119541  俳句は、思いついても書き留めないと、すぐに忘れてしまう。私の寝床の枕の脇には、絶えず「俳句手帳」がある。思いついたら、すぐに書いておく。さらに必需品は、電子手帳である。今の俳句は、【夏】が季語である。電子手帳で検索して、まずは夏の季語にどういうものがあるか、それとなく調べた。意外と夜中に目覚めたときに思いつく。

Img202007051013042  毎月提出する俳句は、兼題1句を含め6句だ。7月の兼題は「トマト」である。まず兼題を考えた。我が家の庭の菜園には、トマトが青い実をつけている。収穫するには、まだ時間がかかる。この情景を句にしたい。そして考えたのは、以下の句だ。

鈴生りや庭の菜園青トマト

Sdscn2230_20200705094201  これが初案である。これにこれから時間をかけてこの句に手を入れていこう。さらに那須での出来事を考えた。このブログ記事にも書いたが、どうしても那須街道の紫陽花の風景である。紫陽花の俳句はたくさんあるが、少し違った味わいの紫陽花の句はできないものか。そして考えたのが以下の句だ。

濃紫陽花赤松に映ゆ那須の道

 どうも、那須街道の紫陽花の俳句は、毎年作っているような気もする。以前作った那須街道の紫陽花の俳句も検索してみた。2016年7月に以下の句を作っていた。「那須街道赤松の下四葩映へ」。同じような俳句だね、

 眠れないままこうやって俳句を作っていたら、課題の6句が出来上がった。那須をテーマにした俳句は2句であった。時間を見たら、午前5時を指していた。

【7月4日の歩行記録】7,442歩 5km

【7月4日のアクセス数】156アクセス 訪問者84人

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2020年6月25日 (木)

№5067 俳句会報の漏れ

 何度か話しているが、私はわが俳句の会『伊奈桟雲』の会報を作成している。先日もご報告したように、6月で第100号を迎えた。2か月ほどの間隔を空けて作成しているので、今までは余裕の作成をしていた。ところが、先月あたりから余裕がなくなった。会員の俳句をその月のうちに発行せざるを得ない。おかしいな思っていたが、やはり先生も「このところ、あまりに時間がない」と嘆いていた。

 そのうち、会員の中から「4月に作った俳句が、会報に載っていない」との指摘があった。調べてみると、やはり4月分が見当たらない。なるほど4月分が落ちていたのだ。したがって、どうも切迫感があったのだ。その指摘があったときには、次の新しい7月号が校了になった。

 先生に相談したら、「編集長に任せる。合同誌にするか新たな会報を作成するか、どちらでも選んでください」とのことだ。とりあえず、先生には4月の清記表を添付メールで送っていただいた。送られた清記表を見てみると、相当な分量がある。合同誌にするには分厚くなりすぎそうだ。新たに、もう一誌を作るとするか。

101  7月分として作った会報を8月号に廻し、新たな会報を作ることにした。ただ、7月号として作った表紙はそのまま生かせる。どうしてこういうことが起こってしまったのか、考えてみた。句会は、3月から5月までの3か月間通信句会となった。その最初の月に問題が発生した。先生も私もこの事態に慣れていないので、見落としてしまったのだ。切迫感を感じていたが、その内に調べてみようと放置したのが原因だ。

 会員に指摘されて、はじめて欠落したのだと気が付いた。これもコロナウィルス騒ぎで通信句会にした影響だ。ただ、原因がわかってよかった。6月の句会で、8月はまた通信句会にすると決まった。7月の句会の時に、まとめて7月分と8月分の会報を会員に配布しよう。

【6月24日の歩行記録】10,268歩 6.9km

【6月24日のアクセス数】145アクセス 訪問者84人

 

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2020年6月17日 (水)

№5059 4か月ぶりに句会再開

Img202006161325351  わが「伊奈桟雲の会」の句会は、2月に句会をやって以来中止になっていたが、4か月ぶりに再開した。この間、句会の中止を受けて投句のみだった。皆さん再会したくてうずうずしていたのだが、ようやくかなった。句会の会場は、いつもの埼玉県民活動総合センターである。ただいつもと違うのは、教室を30人も入る広々とした会場に変更したことである。

 この日の参加者は、先生を含めて10人だった。密にならないように机を配置して座った。窓の外には、広々とした青葉がのぞめた。Yamahiko先生は14ほどの句会を主宰しているが、ほとんどは投句のみの句会だそうだ。こうやって句会を再開したのは、わが句会が最初だそうだ。「投句に比べて、句会の方が楽だ」と先生は話していた。投句だと、100人もいる会員の俳句にすべて目を通さなければならない。しかも、それぞれに添削の赤を入れるのが大変、と話していた。

Img202006161106151  以前にもお話ししたが、わが「伊奈桟雲の会」の会報が100号に達した。この会報は、私一人で一度の欠号を出しこともなく続けているものだ。少し誇らしい気持ちで、記念号を会員にお渡しした。何人かからは「ご苦労様でした」と声がかかった。この会報に少し長い「編集後記」を書いた。ここにそれを紹介したい。

【ちょっと長めの編集後記】平成243月に創刊した小紙は、今号で第100号を迎える。ということは、わが「伊奈桟雲の会」も84か月を迎えたということだ。ここまでこれたのは、何より山彦先生のご指導のおかげと、会員各氏のご協力の賜物である。念のために創刊誌を見てみると、メンバーは先生以外、今では遊子さんと多笑さんのみだ。千舟さんは早々に引き上げ、メンバーの中心だったあすみさんもお亡くなりになった。その後、メンバーの出入りがいろいろあり、現在は10人で安定している。

俳句はわずか十七文字の文学だが、奥の深さをいやというほど感じさせられる。私はこの会に入って初めて俳句を作ったのだが、果たしてこの間、上達したものなのかどうかは心もとない。また、手探りで作り始めた小冊子だが、いろいろな工夫を施している。少しでも会員の皆様に読み易くと思っている。そして、ここにきてある高みに来たとは思っているが、果たしてどうだろうか。会員の皆様のご指摘で、さらにより良い会報にしたいと思っている。ぜひ今後とも、忌憚のないご意見を寄せていただきたい。会報作りをやってみたいという方もぜひ声を上げて下さい。(秦山)

 さて、句会の方はどうだったのか。いつものように、兼題一句に雑詠五句を提出した。どうしたものだろう、私は投句では高い点数をいただいているが、句会では振るわない。なによりいけないのが、会員の共感を得ないのだ。私の提出句に対して点数が入ったのはちょぼちょぼだった。私の今月の渾身の一句は以下の通りだ。

(兼題)四杯目母炊き上げし豆ご飯

 今月の兼題は、豆飯だ。これには一人点数を入れてくれたが、先生からは「四杯目との表現はどうか」と疑問が呈された。胃は「四杯目」がいいと思ったのだが、これがいけないという。他の提出句も押して知るべしだった。なかなか俳句は難しいね。

【6月16日の歩行記録】2,881歩 1.9㎞

【6月16日のアクセス数】143アクセス 訪問者90人

 

 

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2020年5月24日 (日)

№5035 5月の俳句の評価はいかに

 わが「伊奈桟雲の会」の句会は、3月・4月に引き続き、5月も通信句会となった。通信句会は、会員の皆さんに会えない寂しさもあるが、一句一句先生に丁寧に見て貰えるメリットもある。普段の句会では、私が持ってゆく俳句への評価はややもすると低いものがある。不思議なことに、この通信句会での私の俳句に対する先生の評価が高い。

 どんな年齢になってもそうだが、矢張り褒められると嬉しいものだ。5月提出した私の俳句に先生からコメントが寄せられた。6句提出したのだが、5句に対して〇が、そして1句は◎が付してあった。全体の講評も、私にとっては嬉しかった。今日はその紹介をしたい。

5月の兼題「燕」

(原句)巣作りに軒下覗くつばくらめ

(コメント)4月中旬、燕が軒下で盛んに営巣地を探していた。燕の巣は毎年同じ場所だったろうか。

(先生のコメント)まとまっている。情景が伝わってくる。

雑詠

(原句)沢筋の水の冷たさ芹を摘む

(コメント)那須での楽しみの一つは山菜狩りである。以前はどこにも生えていた芹が、最近とんと見かけなくなった。

(先生からのコメント)まとまっている。実感が伝わってくる。

(原句)山墅へと続く坂道山躑躅

(コメント)毎年連休に咲く山躑躅が、今年も赤い花をつけていた。わが山墅への細道は、赤い躑躅に覆われる。

(先生からのコメント)「山」が二つは煩わしい。ととのえた。

山墅へと続く坂道紅躑躅

(原句)囀や早朝山墅の窓を開け

(コメント)朝早く鶯やガビ鳥の鳴き声が聞こえる。思わずそっと窓を開けてみた。

(先生からのコメント)まとまっている。丁寧な仕立てがいい。

(原句)初めての手術も済みて聖五月

(コメント)人生はじめてのことだが、2泊3日入院し手術を受けてきた。軽い手術だったが、退院して健康の有り難さを再認識した。5月は聖なるものと見えた。

(先生からのコメント)いい素材。やや報告調。「聖五月」がいい。

術後の身恙が無きかな聖五月

(原句)夏めくや図鑑片手に野草狩り

(コメント)最近、毎日散歩は欠かせない。ある日、『草花・雑草図鑑』をもって出かけた。普段何事もなく見ている草花に、すべて名前があるのに感激を受けた。この日知ったのは、ヒメオドリコソウである。

(先生からのコメント)感動が伝わってくる。これが大事。仕立てがいい。

(先生の個人評)実体験の強みです。素直に実感を伝えて成功している。又、自然に興味を持って向き合っているのもいい。素材が自ずと答えてくれるもの。それを上手く掬い上げている。今後も現場を大事にし、大いに観察してください。

【5月23日の歩行記録】10,295歩 6.9km

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2020年4月23日 (木)

№5005 4月に提出した俳句

 「伊奈桟雲の会」の3月と4月の定例俳句会は、この新型コロナウィルス騒ぎで中止になった。先生からの提案で、通信句会にしようと決めた。句会がない代わり、先生に俳句をお送りして添削していただく、という初の試みだ。3月の通信句会では、思わぬことだったが、先生から丁寧な添削と個人評が寄せられた。

 こんなに丁寧に見てくれていることに感激を覚えた。例えば私が送った3月の句(当該頁を読めます)に、以下のようなコメントが寄せられた。「素材が多彩で結構です。その素材をよく観察されている姿勢が伝わってきます。コメントも分かり易く助かりました」。私にとっては高得点で、提出した6句がすべて丸をもらえた。これに気をよくして、4月も句作りに励んだ。

 そして先生に送った通信俳句は、以下の通りである。本来は先生の添削を受けない句は載せてはいけないのだろうが、まあ、ここは勘弁していただく。俳句のあとにつけたのは、その句のコメントである。そして、4月の提出句にも山彦先生から丁寧なコメントが寄せられた。望外なことに、提出句はすべて〇がもらえた。今日は先生のコメント(青字)も紹介したい。

平成二年四月提出句                                

兼題「雲雀」

落ちひばり耕す傍の畝に消へ

雲雀の動きは早く、なかなかじっくり観察することはできない。畑仕事であれ雲雀と思った瞬間、消えていた。

評【いい視点。「落ちひばり」と「耕す」はともに季語で煩わしい。〇落ちひばりすでに失せたる畝の陰】

雑詠

大股でそつと飛び越す犬ふぐり

春の野原には紫色の小さな犬ふぐりの群生が見られる。その小さな花を踏まないように、そっと飛び越えた。

評【「そっと」は削る。情景が見えるように。〇大股に飛び越す叢の犬ふぐり

校庭は練習子なし桜散る

コロナウィルスの影響で、春休みなのにもかかわらず、広い校庭には練習する子供の姿は見えない。誰もいない校庭の隅の桜が、寂しそうに散っていた。

評【事実だけを詠む。〇校庭に子の姿なし桜散る

橋桁に流れ来積もる花筏

桜の花びらが用水の流れに乗って、どんどん橋桁に積もっていく。ピンクの花びらも、積もってみると決してきれいなものではない。

評【いい視点。「積もる」はどうか。〇橋桁に流れ来淀む花筏

春うらら気分一新鬚伸ばす

自粛ムードの中で、ストレスの発散する場所がない。そうだ、人生はじめてのことだが、鬚を伸ばしてみよう。

評【〇まとまっている。

花冷や再度灯油を買ひ求め

今年は異例に花の咲くのが早かった。ぽかぽかムードの中で、もうストーブはいらないかと思っていた。ただ、開花してから寒さが襲ってきた。もういいかと思っていた灯油を再度買い求めた。

評【いい素材。表現がやや報告調。〇再びの灯油を求め花の冷え

遊歩道鬚に感じる春疾風

鬚を伸ばして一ヶ月になる。そして鬚に当たる風を強く感じるようになった。この鬚に当たる春の強風も心地いい。

評【いい素材。「春疾風」はどうか。事実かもしれないが素材と合わないか。三段切れか。〇春風を鬚に感じて逍遥す

総合評【よく観察されている。実感を伴った素材の取り上げ方がいい。後は、その詩情を伝える仕立てにすること。 山彦

【4月22日の歩行記録】12,376歩 8.3km

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2020年4月 1日 (水)

№4483 句会会報の作成に取り掛かろう

 「コロナウィルス騒ぎ」で、ほぼすべてのスケジュールがキャンセルになっている。本来、今日は東京シニア自然大学の開講講座があるはずだったが、「不要不急のお出かけ自粛」の影響でキャンセルになってしまった。まあ、老人が多い団体なのでキャンセルもやむを得なかったかな。

 さて、それでは俳句の会報印刷に取り掛かろうか。すでにお知らせしたが、3月の句会が中止となり、4月も通信句会にするという。中止になったことで印刷しないままになっていた会報だが、会員から会報だけは手元に欲しいという声が寄せられているようだ。とりあえず3月分の第97号会報は印刷した。世話人が会員の家に配り歩くから、次の号第98号の印刷もという要望もあった。

Photo_20200401105001  さっそく第98号の作成に取り掛かった。4月の兼題は「雲雀」である。もうこの会報作りも、始めてから8年が過ぎた。自画自賛するわけではないが、レイアウトや印刷も随分上手になったのではないかな。なによりも読みやすくなったとは思う。

 いろいろな工夫も凝らしている。まずは頁づくりにWordのレイアウトタブで、余白タブの印刷形式を「袋とじ」にした。この印刷形式は、自動的に頁つくりをしてくれる。さらに、右左の余白を微妙に調整している。俳句を載せる時には、その俳句を「均等割り付け」で見栄えをよくした。さらに、「行と段落の間隔」調整をしている。

 新しい第98号では、会員のエセー割り付けの行間隔を1.5に調整してみた。そしたらちょうど5ページに収まった。添付写真の調整もしている。多分、こういう工夫は会員には見えていないだろうけども。初校が出来上がり、先生に添付ファイルで送り、添削をお願いした。先生にメールを送ると、時を置かずに返答が返って来る。今回も以下のような返事だった。

お世話になっております。今回は校正個所はありません。 結構でした。  山彦
 どうしても打ち間違いがある。それが、全18頁に訂正箇所が一ヵ所もなかったといわれると嬉しいものだ。最後の編集作業は、【編集後記】を書くことだ。せいぜい60字くらいのコメントだが、その時々の印象を記している。実は、この会報作りが私にとっては俳句を作るよりも楽しい。そして、第98号を印刷中にこの記事を書いている。
 
 印刷手数料として、会から毎月1500円頂いている。昨日も印刷用紙やインクがなくなったので、近くの電器屋で買い求めてきた。合計12000円余りだった。経費を合わせたら頂いた手数料ではあわないのだが、そこは私の楽しみ代でもある。
【3月31日の歩行記録】11,217歩 7.5km

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2020年3月17日 (火)

№4468 今月の句会は中止に

 世の中が自粛ムードに染まっている中、わが「伊奈桟雲の会」も今月はあえなく中止となった。この句会が立ち上がって10年目を迎えるのだが、初めてのことだ。世話人から「どうしましょうか」とと問い合わせがあったが、別に問題がないのじゃないかと答えた。しかし、他の会員から「やはり心配」とのことであり、中止を決意したようだ。

 楽しみにしていた月一回の句会が中止となり、がっかりしていた。そしたら、講師のYamahiko先生からメールがあり、「今月は通信句会にしましょう。作った俳句をその思いや背景とともにコメントしてください。指導の参考にしたいと思います」とのことだった。私はすでに課題の6句ができていた。コメントを入れて、先生にメール添付で送った。今日はその全文を紹介したい。

3月兼題「春嵐」

  ①高圧塔電線唸り春北風(ならい)

兼題①春の突風はすごい。あの高圧鉄塔の太い電線が轟々と音を立て、上下に激しく揺れていた。春の嵐は、とんでもない力を持っていた。

雑詠

  ②九年経ちかの春の海波静か

②東日本大震災から9年がたつ。今でも思い出すのだが、10mを超える大津波は、今でも瞼に深く焼き付いている。ひところに比べて被災地はだいぶ落ち着いてきたようだが、福島原発だけはどうにもならない。

  ③春寒し混浴露天に肩を寄せ

③寒い時には温泉に限る。先日那須訪問の際、大丸温泉に入浴してきた。この温泉の露天大浴場は混浴となっている。プールのような大浴場に行ってみたら、3組のペアが、それぞれ離れて混浴を楽しんでいた。邪魔にならないように、早々に露天風呂から上がってきた。

  ④水温む川面蹴立てて巨鯉(きょり)の影

④春の初めは渇水期である。近くを流れる見沼代用水は、水嵩が30㎝ほどだった。しばらく流れを見ていたら、120㎝ほどの巨大な鯉が5~6匹泳いでいた。すごい鯉と思ったら、人の姿に気が付いたのだろうか、反転して去って行った。

  ⑤辛夷咲く農の裏には屋敷林

⑤春一番に咲くのは、桜ではなく辛夷である。ある田圃の片隅に農家があった。その家の庭には、真っ白な辛夷が咲いていた。農家を囲むように、裏庭には屋敷林がある。屋敷林の黒い森と辛夷の白さがコントラストをなしていた。

  ⑥代用水水面に揺れる逆桜

⑥今日明日にも開花宣言が出そうである。開花宣言の桜は、靖国神社の標本木である。ただ、早咲きの桜はもう満開である。見沼代用水沿いには、ピンクの鮮やかな桜が5~6本咲いていた。その桜が代用水に映り、ひときわ見事だった。代用水に映った桜を「逆桜」と表現してみた。

【3月16日の歩行記録】8,893歩 6.0㎞

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2020年2月20日 (木)

№4442 今月の定例句会は

 毎月第三火曜日は、「伊奈桟雲の会」の定例句会である。1月に続きそうだったが、午前中はパソコン教室、午後は句会と一日中埼玉県民活動総合センターに詰めっぱなしだった。そんなに苦痛ではないが、さすがに疲れた。

 句会には、あらかじめ提出句を作っておく。一週間ほど前に課題の6句は出来ているのだが、それをプリントアウトして推敲を重ねる。てにをはの隅々までに手を入れて、これでうまく出来たと思いながら出席するのだが、先生に指摘されてみると、まだまだ推敲力が足りないと分かる。

 先生は意識しているのかどうかはわからないが、時々句会で珠玉の言葉を述べている。この日の句会では、「俳句は組み立てる大工のようなもので、基礎をしっかり作り、土台が安定しているか確認する。壁にゆがみがないか、割れていないかをチェックしながら家を建てていく。きちんと建った家は、まるで俳句のようなものである」。俳句=大工説は初めて聞いた。

 この日提出した私の俳句は散々だったが、さすが先生が提出した俳句は簡にして要を得ていた。毎月はそうでもないが、この月は先生の句に点数が集中していた。どうも先生の作った俳句に点数が集まり過ぎると、句会が盛り上がらないような気がする。私は、これは先生の句と明らかにわかる句には点数を入れない。しかし、この日は先生の句を3句を選句した。先生の了解がないのでここでは紹介できないが、単純ななかに情景が描かれている。

 この日、会員のある方が「俳句は難しい。私の読めない漢字をたくさん使っているので、とてもついていけない」と嘆いていた。ところが、先生の作った俳句には、難しい感じなど一字もない。むしろ、指摘した会員の方が、俳句をこね回しすぎているのではないかと話していた。俳句は、対象を素直に読めばいいんだとは何度も言っている。問題は、その観察する力だという。わかっているんだが、なかなか表現はできない。

Sdscn1934  この句会では、私は「会報作成」担当である。今月は第96号の会報を皆さんにお渡しした。一年に12号だから、もう丸8年になる。この句会が終わると、次の会報の作成に取り掛かる。今回は2時間半かかったが、第97号を作成した。この会報は14頁だった。

Photo_20200220105901  3月の兼題は「春嵐」である。いつものことであるが、春嵐らしい画像をネットから拾ってくる。初校を先生に送って、校正のお願いをした。先生は忙しいはずなのに、いつものことではあるがすぐに返事があった。打ち間違いが4~5か所あった。それを修正して、次号は出来上がった。印刷をするのは、句会の2~3日前である。

【2月19日の歩行記録】9,378歩 6.3km

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2020年1月23日 (木)

№4414 1月の定例句会

 前号の記事の続きになるが、午前中のパソコン講座に引き続き、午後は定例句会があった。今日はその句会報告である。

 嬉しいことに、また新入会員が一人増えた。この句会は始まって丸8年になるが、最初からの会員はYukoさんとTaeさん、それに私の3人だ。当初、この埼玉県民活動総合センターの「俳句講座」に参加した人は30人ほどいた。句会に参加したのはそのうち12~3人だったが、一人減り二人減りして、現在は創立会員は3人のみだ。

 その後、出入りがあったり別の句会と合併したりで、今では9人である。そして、今回一人加わり10人となった。出入りした人の中では、着物を着る参加者に披露するのを楽しみにしていた人もいたし、プレバトを見て俳句をやろうと決意した人もいた。ただ、この会も8年もなるとある独特の雰囲気があるのだろうか、馴染めずに去って行った人が多かった。先生は、いつも「去る者は追わずだ」といっている。

 そして10人の句会だが、人数的に丁度いい。残念なのは、創立会員のYukoさんとTaeさんの二人は心境著しく、どんどん俳句が上手になっていくのに対し、私は相変わらず現状維持なことだ。途中入会のTsukushiさんの入会も大きかった。彼の俳句は独特の言葉使いで、参加者をいつも唸らせている。この句会に参加する前も、どこかで俳句をやっていたらしい。

 さて、今月の私の俳句の評価はどうだったのだろうか。先日も申し上げたが、一人吟行で神田明神や湯島天満宮を歩きながら作った俳句が大半である。まあ、いつものように評価は低かったが、丸の句も×の句も紹介したい。

合格祈願天神絵馬や鈴なりに

 この句の「鈴なりに」がゆるいという評価を得た。慣用表現で面白くない。俳句は自分の言葉で語らなければだめと×だった。「鈴なり」は朝日の天声人語で見つけたが、やはりだめだったか。

松七日参拝客の絶えし宮

 絶えしの「し」がよくないという。この句会では思いつかないが、自宅に帰って添削してみようといってくれた。そして唯一評価を得たのが次の句だ。

役者絵の羽子板飾る鄙の家

 この俳句には、会員からも二人の得点を得た。ただ、高得点者には4点も5点も取る人がいる。この日参加した新会員は、4点をとっていた。残念ながら先生の評価は低かったのだが。この新人も、どこかで俳句をたしなんでいたらしい。ドンドン置いて行かれてしまうね。

【1月22日の歩行記録】20,702歩 13.9km

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2020年1月19日 (日)

№4410 一人吟行

 前号の記事の続きになる。胃カメラ検査を終えて、お気に入りの散歩道を通って帰った。実は1月の句会の俳句が、まだ一句も仕上がっていない。散歩がてらに吟行をして、俳句を作ろう。目指すは10句だ。特に、湯島天満宮で梅の俳句を詠みたいと思っていた。

Sdscn1793  御茶ノ水駅から、先ず目指すのは神田明神だ。ゆっくり歩いて15分ほどだった。この神田明神の大門は、きらびやかで鮮やかだ。天気も良かったし、境内全体が華やいでいた。さてこの明神の中で句材を見つけよう。

Sdscn1794  何度もこの神田明神に来てはいるのだが、今まで気づかなかった大きな大黒天の像があった。お参りの行列ができていた。「二列にお並びください」という札が立てかけてあったので、人気スポットの一つなのだろう。案内書を見ると、石造りでは日本一大きな大黒天像、とあった。この像の後ろには、かわいい恵比寿様の像もあった。ここで一句できそうだ。

Sdscn1797  さらに、この明神裏に歴史的建造物の民家があった。玄関には、役者絵の羽子板が飾ってあった。入場は有料なので外から羽子板を見ただけだったが、羽子板も季題である。この日は電子手帳と俳句手帳を持参していて、気が付いた俳句をその手帳に書いていった。この日も作句目標は10句だ。この神田明神界隈で3句ほど作った。

Sdscn1798  さて、次の目標は湯島天神だ。胃カメラ検査で朝食抜きだったので、天神様の前で朝食兼昼食を摂った。平日の昼だったが、境内は混んでいた。この天神様にとって、今が書き入れ時なのだ。受験を志す子、その親などの参拝客が大勢いた。「合格祈願」の絵馬も鈴なりに下がっていた。この光景でも2~3句できそうだった。

Sdscn1799  この日の目標は、この境内の梅だ。「探梅行」という季題で俳句を詠もうと思っていた。ところが残念ながら、梅はほとんど咲いていなかった。本宮の脇の白梅がちらほら咲いている程度だ。梅を詠む俳句は無理かな。それでも、この境内で2~3句ほどを作句した。

 帰りは、御徒町のアメ横を通って帰るのが私のお気に入りのコースだ。お正月が過ぎて、モノの値段がずいぶん下がっていた。大きなタコが2000円だったし、筋子が一パック500円ほどで売っていた。まぐろの刺身も驚くほど安かった。だが冷やかして歩いただけで、何も買わないで帰ってきた。

 さて、自宅に帰ってこの日の様子から10句ほど作った。ただ、残念ながらほとんどものになっていない。5句だけ選んで推敲を重ねよう。何度推敲しても、必ず直しはある。俳句はわずか17字の詩なので、一字一字がおろそかにできない。なんとか今月の課題の俳句は用意できた。俳句は、自宅の机の上ではできない。歩いてみて初めて着想を得る。

【1月18日の歩行記録】3,329歩 2.2km

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