カテゴリー「俳句」の158件の記事

2020年9月24日 (木)

№5158 添削で劇的に変わる俳句

 先週の火曜日の定例句会は、私が提出した俳句の出来があまりにもよくなかったので、報告しなかった。ところが、先生から添削済みの俳句が返ってきた。みると、出来の良くなかった句にすべて推敲が施され、丸がついていた。先生が手を入れると劇的によくなることが、ここでも証明された。今日はその報告をしたい。

 最初に私が提出した句を紹介し、次に添削された句を紹介したい。先生のコメントも載せた。

《原句》夜風入り暑さ和らぐきのうけふ

《添削句》きのうけふ窓の夜風の涼しさよ

《原句》玉蜀黍防鳥網を高く張り

《添削句》唐黍畑防鳥網を高く張り

     ととのえた。

《原句》草生して荒れる空家に百日紅

《添削句》百日紅伸び放題の空き家かな

《原句》夾竹桃木蔭に子らの弾む声

《添削句》夾竹桃広場に子らのはしやぐ声

夾竹桃は、乳液を含み有毒らしい。会員から指摘があった。

《原句》歩数計にらみ片蔭あと千歩

《添削句》片蔭へより確かむる歩数計

     原句の「あと千歩」は余分。

《原句》夕立や出先で妻の迎へ乞ふ

《添削句》夕立やスマホに妻の迎へ乞ふ

 いつも思うのだが、添削されてみると納得がいく。

【9月23日の歩行記録】8,972歩 6.0㎞

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2020年9月 8日 (火)

№5142 俳句作りは散歩しながら

 今月の定例句会は、来週の火曜日(15日)である。毎月兼題一句に雑詠五句の計六句を提出する必要がある。一挙に俳句ができるわけではない。毎日一句一句積み上げて、課題句を揃える。今月も俳句作りに励んでいる。

 さて、8月は暑くて散歩どころではなかったが、9月に入ってずいぶん涼しくなった。仲間では朝早く散歩している人もいるようだが、朝寝坊の私は朝というわけにはいかない。涼しくなってから出かけると、夕方になってしまう。夕方は日も陰り、日陰を選んで歩ける。歩いていてわかるのだが、ひところに比べて風がずいぶん心地よくなった。

 散歩しながら、俳句を作っている。一日一句を作ることを目指しているが、それが思うように出来上がってくるのが面白い。今月は昨日まで五句出来上がり、残り一句だ。この日は、もう一句作ることを目指して散歩に出た。一日7000~8000歩を目指す。約1時間半だ。いろいろな想念が沸き上がる。今日は散歩を主題に俳句を作ってみよう。

 ただ、わが先生は「散歩という言葉を使う俳句は採用しない」と常々言っている。【散歩】の言葉を使わないで、この状態を表現する俳句ができるかな。ああでもない、こうでもないと思いながら歩いていると、あっという間に目標の距離を歩いてしまう。

 そして、この日作った俳句を紹介したい。

歩数計みて片蔭をあと千歩

 季語は「片蔭」である。片蔭は夏の季語で、歳時記によると「炎天下、建物や塀などにそって道の片側にくっきりした日陰ができる。道行く人は暑さを避けて、その陰になった涼しいところを通ったり、そこで休んだりする。古くは夏陰という季語があったが、近代以降は季語としての働きが弱くなり、代わって片蔭がもちいっれるようになった」とある。片蔭を歩きながら、いま何歩歩いたのか絶えず注視しているさまを詠った。

 これで今月の課題作六句が揃った。定例句会までまだ一週間ある。作った俳句六句ををプリントアウトし、さらに推敲を重ねていきたい。

【9月7日の歩行記録】8,827歩 5.9㎞

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2020年8月18日 (火)

№5121 今月の定例句会は

 毎月第三火曜日は、わが伊奈桟雲の会の定例俳句会である。今日はその日だった。コロナウィルスの影響で、この春から句会は交互に句会と通信句会を繰り返している。そして、この8月は通信句会になった。通信句会は、事前に先生に俳句を送って、添削を受けようというものである。会員相互には顔を合わせない。

 私は、先週の土曜日に今月分の俳句を送った。ただ、まだ添削はなされていない。先生も大変だ。各句会は通信句会が多いようだから、添削を受ける人は100人以上いる。通常句会だと、その場で先生のコメントを受ける。けど通信句会となると、生徒の提出した句にそれぞれ目を通して、必ず赤字のコメントをつける。その労力たるや、信じられないほどだ。ただ、生徒にとっては、自分の句に必ず目を通して貰えるのが有難い。

 私が作った俳句は、普通の句会で会員の評価を受けることは少ない。点数が低いのだ。なぜか知らないが、会員の共感を得られないのだ。ところが通信句会になると、概して先生の私の句への評価が高くなる。通信句会が繰り返されると、むしろ普通の句会よりも好きだ。

 通信句会の場合は、兼題一句と雑詠五句の計六句を送るのだが、一緒にその句のコメントもつける。先生にとって、そのコメントが句を理解する助けになると好評だ。最近では、通常句会でもそのコメントが求められる。コメントをつけると、俳句に〇が付けられることが多い。

 この通信句会に備えるために、私は月初めから俳句を作り始めた。提出の六句は約一週間前に出来上がったが、それをプリントアウトして眺めながら推敲してゆく。大概は「てにおは」の推敲だが、まるきり違う俳句に差し替えることもある。私が今月差し替えたのは兼題だ。

Photo_20200818102801  今月の兼題は「甘酒」だった。自分の人生にあまり甘酒と出会った記憶はない。困って歳時記を調べてみたが、あまり良い例句が載っていなかった。ただ、甘酒は「一夜酒」ともいうらしい。甘酒とか一夜酒で俳句を作ってみたが、どうもいまいちピンとくるものがなかった。最近では寝ても覚めても俳句が頭に残る。

 甘酒についてしばらく考えていたが、甘酒を飲んだのは小さいころだ。自分の記憶では、寒い冬に甘酒を温めて飲み、ほっこりした記憶がある。ただ、甘酒は夏の季語ということだ。あまりいいことではないと思いながら「母」に逃げた。そして作ったのが次の句だ。

甘酒や幼き日々の母の香が

 さて、先生の評価はどうだろうか。

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2020年7月22日 (水)

№5094 定例俳句会に備えて

 毎月第三火曜日は、わが「伊奈桟雲の会」の定例俳句会である。何度かお話ししているが、私はこの日のために会報を作成、印刷している。ただ、今月はいつもと事情が違った。毎月一号だけ発行する会報だが、今月は8月がまた通信句会ということもあり、翌月分を含めて二つの号を発行することにした。とはいっても、会員の協力なしには出来ないことだ。

101_20200721073701  まず作ったのが、第101号だ。兼題は「トマト」である。この会報にはある事情が潜んでいた。というのも、この5月6月と編集がいつもより早く回っている。私も変だと思っていたが、Yamahiko先生からも音が上がった。「原稿を書く期日が早すぎる」というのだ。

 そしたら、会員から「4月の俳句が載った会報がない」という指摘が出たのだ。3月、4月、5月と通信句会が続いていたのだが、この事態に先生も私も慣れておらず、そのうち4月の俳句を飛ばしてしまったのだ。原稿があるので、会報を作るのはそんなに難しくはない。そう思いながら作った会報だが、18頁とむしろいつもよりボリュームの多い会報に仕上がった。

 会報には、毎月【編集後記】を載せている。たまたま顧問のSenshuさんから葉書が寄せられていた。その内容を載せることにした。「句集『桟雲』百号おめでとうございます。会員皆様の努力の賜物と存じます。特に貴兄の実行力に敬服いたしております。生憎途中より外れましたが、いつもいただく句集で皆様の句を拝見、勉強させていただいております。メンバーの出入り等何かと大変とは存じますが、ご健吟と、会の益々の発展を祈り上げます。」

 そう、SenshuさんはYamahiko先生の盟友で、この「伊奈桟雲の会」立ち上げに際して、2年ほどお手伝いに来ていただいていた。そして、このSenshuさんは、私の高校の大先輩でもあるのだ。

Photo_20200721075601  さて、次の会報の作成に取り掛かろう。印刷した会報と清記表は、丁合をとる必要があるのだ。結構場所をとるので、いつも居間の食卓を利用してる。印刷したものを広げ、一枚一枚丁合をとっていく。普通は足りなくなるはずはないのだが、今回はなぜかしら頁によってばらつきが出た。原因を考えるよりも、足りない分を印刷したほうが早い。

102  そして、無事新しい第102号が完成した。この号は、本来は8月の句会に向けて作られるべきはずのものだった。1か月早く出来たのだ。これもあらかじめ先生にお願いしていたのだが、8月の兼題は「甘酒」だそうだ。甘酒が夏の季語とは知らなかった。

 かくして、2ヶ月分の会報を携えて7月の句会に臨む。会報も大事だが、果たして今月作ったわが俳句の評価はどうなるのだろうか。

【7月21日の歩行記録】2612歩 1.8km

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2020年7月 5日 (日)

№5077 7月の俳句を考える

 月が改まると、どうしても次に提出する俳句をどうしようか、考えてしまう。定例句会は第三火曜日だが、前もって俳句を作り、推敲する時間を持つ必要がある。

 夜中目が覚めたので、俳句を考えた。テーマは、先月何が起きたのか考える中から絞り出す。ある人が、「シンさん、俳句はすらすら出てくるタイプなの」と聞いていたが、私はいろいろと考えないと出てこないタイプだ。そしてテーマの中心は、那須で起きたことを中心に考えてしまう。

Img202007051119541  俳句は、思いついても書き留めないと、すぐに忘れてしまう。私の寝床の枕の脇には、絶えず「俳句手帳」がある。思いついたら、すぐに書いておく。さらに必需品は、電子手帳である。今の俳句は、【夏】が季語である。電子手帳で検索して、まずは夏の季語にどういうものがあるか、それとなく調べた。意外と夜中に目覚めたときに思いつく。

Img202007051013042  毎月提出する俳句は、兼題1句を含め6句だ。7月の兼題は「トマト」である。まず兼題を考えた。我が家の庭の菜園には、トマトが青い実をつけている。収穫するには、まだ時間がかかる。この情景を句にしたい。そして考えたのは、以下の句だ。

鈴生りや庭の菜園青トマト

Sdscn2230_20200705094201  これが初案である。これにこれから時間をかけてこの句に手を入れていこう。さらに那須での出来事を考えた。このブログ記事にも書いたが、どうしても那須街道の紫陽花の風景である。紫陽花の俳句はたくさんあるが、少し違った味わいの紫陽花の句はできないものか。そして考えたのが以下の句だ。

濃紫陽花赤松に映ゆ那須の道

 どうも、那須街道の紫陽花の俳句は、毎年作っているような気もする。以前作った那須街道の紫陽花の俳句も検索してみた。2016年7月に以下の句を作っていた。「那須街道赤松の下四葩映へ」。同じような俳句だね、

 眠れないままこうやって俳句を作っていたら、課題の6句が出来上がった。那須をテーマにした俳句は2句であった。時間を見たら、午前5時を指していた。

【7月4日の歩行記録】7,442歩 5km

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2020年6月25日 (木)

№5067 俳句会報の漏れ

 何度か話しているが、私はわが俳句の会『伊奈桟雲』の会報を作成している。先日もご報告したように、6月で第100号を迎えた。2か月ほどの間隔を空けて作成しているので、今までは余裕の作成をしていた。ところが、先月あたりから余裕がなくなった。会員の俳句をその月のうちに発行せざるを得ない。おかしいな思っていたが、やはり先生も「このところ、あまりに時間がない」と嘆いていた。

 そのうち、会員の中から「4月に作った俳句が、会報に載っていない」との指摘があった。調べてみると、やはり4月分が見当たらない。なるほど4月分が落ちていたのだ。したがって、どうも切迫感があったのだ。その指摘があったときには、次の新しい7月号が校了になった。

 先生に相談したら、「編集長に任せる。合同誌にするか新たな会報を作成するか、どちらでも選んでください」とのことだ。とりあえず、先生には4月の清記表を添付メールで送っていただいた。送られた清記表を見てみると、相当な分量がある。合同誌にするには分厚くなりすぎそうだ。新たに、もう一誌を作るとするか。

101  7月分として作った会報を8月号に廻し、新たな会報を作ることにした。ただ、7月号として作った表紙はそのまま生かせる。どうしてこういうことが起こってしまったのか、考えてみた。句会は、3月から5月までの3か月間通信句会となった。その最初の月に問題が発生した。先生も私もこの事態に慣れていないので、見落としてしまったのだ。切迫感を感じていたが、その内に調べてみようと放置したのが原因だ。

 会員に指摘されて、はじめて欠落したのだと気が付いた。これもコロナウィルス騒ぎで通信句会にした影響だ。ただ、原因がわかってよかった。6月の句会で、8月はまた通信句会にすると決まった。7月の句会の時に、まとめて7月分と8月分の会報を会員に配布しよう。

【6月24日の歩行記録】10,268歩 6.9km

【6月24日のアクセス数】145アクセス 訪問者84人

 

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2020年6月17日 (水)

№5059 4か月ぶりに句会再開

Img202006161325351  わが「伊奈桟雲の会」の句会は、2月に句会をやって以来中止になっていたが、4か月ぶりに再開した。この間、句会の中止を受けて投句のみだった。皆さん再会したくてうずうずしていたのだが、ようやくかなった。句会の会場は、いつもの埼玉県民活動総合センターである。ただいつもと違うのは、教室を30人も入る広々とした会場に変更したことである。

 この日の参加者は、先生を含めて10人だった。密にならないように机を配置して座った。窓の外には、広々とした青葉がのぞめた。Yamahiko先生は14ほどの句会を主宰しているが、ほとんどは投句のみの句会だそうだ。こうやって句会を再開したのは、わが句会が最初だそうだ。「投句に比べて、句会の方が楽だ」と先生は話していた。投句だと、100人もいる会員の俳句にすべて目を通さなければならない。しかも、それぞれに添削の赤を入れるのが大変、と話していた。

Img202006161106151  以前にもお話ししたが、わが「伊奈桟雲の会」の会報が100号に達した。この会報は、私一人で一度の欠号を出しこともなく続けているものだ。少し誇らしい気持ちで、記念号を会員にお渡しした。何人かからは「ご苦労様でした」と声がかかった。この会報に少し長い「編集後記」を書いた。ここにそれを紹介したい。

【ちょっと長めの編集後記】平成243月に創刊した小紙は、今号で第100号を迎える。ということは、わが「伊奈桟雲の会」も84か月を迎えたということだ。ここまでこれたのは、何より山彦先生のご指導のおかげと、会員各氏のご協力の賜物である。念のために創刊誌を見てみると、メンバーは先生以外、今では遊子さんと多笑さんのみだ。千舟さんは早々に引き上げ、メンバーの中心だったあすみさんもお亡くなりになった。その後、メンバーの出入りがいろいろあり、現在は10人で安定している。

俳句はわずか十七文字の文学だが、奥の深さをいやというほど感じさせられる。私はこの会に入って初めて俳句を作ったのだが、果たしてこの間、上達したものなのかどうかは心もとない。また、手探りで作り始めた小冊子だが、いろいろな工夫を施している。少しでも会員の皆様に読み易くと思っている。そして、ここにきてある高みに来たとは思っているが、果たしてどうだろうか。会員の皆様のご指摘で、さらにより良い会報にしたいと思っている。ぜひ今後とも、忌憚のないご意見を寄せていただきたい。会報作りをやってみたいという方もぜひ声を上げて下さい。(秦山)

 さて、句会の方はどうだったのか。いつものように、兼題一句に雑詠五句を提出した。どうしたものだろう、私は投句では高い点数をいただいているが、句会では振るわない。なによりいけないのが、会員の共感を得ないのだ。私の提出句に対して点数が入ったのはちょぼちょぼだった。私の今月の渾身の一句は以下の通りだ。

(兼題)四杯目母炊き上げし豆ご飯

 今月の兼題は、豆飯だ。これには一人点数を入れてくれたが、先生からは「四杯目との表現はどうか」と疑問が呈された。胃は「四杯目」がいいと思ったのだが、これがいけないという。他の提出句も押して知るべしだった。なかなか俳句は難しいね。

【6月16日の歩行記録】2,881歩 1.9㎞

【6月16日のアクセス数】143アクセス 訪問者90人

 

 

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2020年5月24日 (日)

№5035 5月の俳句の評価はいかに

 わが「伊奈桟雲の会」の句会は、3月・4月に引き続き、5月も通信句会となった。通信句会は、会員の皆さんに会えない寂しさもあるが、一句一句先生に丁寧に見て貰えるメリットもある。普段の句会では、私が持ってゆく俳句への評価はややもすると低いものがある。不思議なことに、この通信句会での私の俳句に対する先生の評価が高い。

 どんな年齢になってもそうだが、矢張り褒められると嬉しいものだ。5月提出した私の俳句に先生からコメントが寄せられた。6句提出したのだが、5句に対して〇が、そして1句は◎が付してあった。全体の講評も、私にとっては嬉しかった。今日はその紹介をしたい。

5月の兼題「燕」

(原句)巣作りに軒下覗くつばくらめ

(コメント)4月中旬、燕が軒下で盛んに営巣地を探していた。燕の巣は毎年同じ場所だったろうか。

(先生のコメント)まとまっている。情景が伝わってくる。

雑詠

(原句)沢筋の水の冷たさ芹を摘む

(コメント)那須での楽しみの一つは山菜狩りである。以前はどこにも生えていた芹が、最近とんと見かけなくなった。

(先生からのコメント)まとまっている。実感が伝わってくる。

(原句)山墅へと続く坂道山躑躅

(コメント)毎年連休に咲く山躑躅が、今年も赤い花をつけていた。わが山墅への細道は、赤い躑躅に覆われる。

(先生からのコメント)「山」が二つは煩わしい。ととのえた。

山墅へと続く坂道紅躑躅

(原句)囀や早朝山墅の窓を開け

(コメント)朝早く鶯やガビ鳥の鳴き声が聞こえる。思わずそっと窓を開けてみた。

(先生からのコメント)まとまっている。丁寧な仕立てがいい。

(原句)初めての手術も済みて聖五月

(コメント)人生はじめてのことだが、2泊3日入院し手術を受けてきた。軽い手術だったが、退院して健康の有り難さを再認識した。5月は聖なるものと見えた。

(先生からのコメント)いい素材。やや報告調。「聖五月」がいい。

術後の身恙が無きかな聖五月

(原句)夏めくや図鑑片手に野草狩り

(コメント)最近、毎日散歩は欠かせない。ある日、『草花・雑草図鑑』をもって出かけた。普段何事もなく見ている草花に、すべて名前があるのに感激を受けた。この日知ったのは、ヒメオドリコソウである。

(先生からのコメント)感動が伝わってくる。これが大事。仕立てがいい。

(先生の個人評)実体験の強みです。素直に実感を伝えて成功している。又、自然に興味を持って向き合っているのもいい。素材が自ずと答えてくれるもの。それを上手く掬い上げている。今後も現場を大事にし、大いに観察してください。

【5月23日の歩行記録】10,295歩 6.9km

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2020年4月23日 (木)

№5005 4月に提出した俳句

 「伊奈桟雲の会」の3月と4月の定例俳句会は、この新型コロナウィルス騒ぎで中止になった。先生からの提案で、通信句会にしようと決めた。句会がない代わり、先生に俳句をお送りして添削していただく、という初の試みだ。3月の通信句会では、思わぬことだったが、先生から丁寧な添削と個人評が寄せられた。

 こんなに丁寧に見てくれていることに感激を覚えた。例えば私が送った3月の句(当該頁を読めます)に、以下のようなコメントが寄せられた。「素材が多彩で結構です。その素材をよく観察されている姿勢が伝わってきます。コメントも分かり易く助かりました」。私にとっては高得点で、提出した6句がすべて丸をもらえた。これに気をよくして、4月も句作りに励んだ。

 そして先生に送った通信俳句は、以下の通りである。本来は先生の添削を受けない句は載せてはいけないのだろうが、まあ、ここは勘弁していただく。俳句のあとにつけたのは、その句のコメントである。そして、4月の提出句にも山彦先生から丁寧なコメントが寄せられた。望外なことに、提出句はすべて〇がもらえた。今日は先生のコメント(青字)も紹介したい。

平成二年四月提出句                                

兼題「雲雀」

落ちひばり耕す傍の畝に消へ

雲雀の動きは早く、なかなかじっくり観察することはできない。畑仕事であれ雲雀と思った瞬間、消えていた。

評【いい視点。「落ちひばり」と「耕す」はともに季語で煩わしい。〇落ちひばりすでに失せたる畝の陰】

雑詠

大股でそつと飛び越す犬ふぐり

春の野原には紫色の小さな犬ふぐりの群生が見られる。その小さな花を踏まないように、そっと飛び越えた。

評【「そっと」は削る。情景が見えるように。〇大股に飛び越す叢の犬ふぐり

校庭は練習子なし桜散る

コロナウィルスの影響で、春休みなのにもかかわらず、広い校庭には練習する子供の姿は見えない。誰もいない校庭の隅の桜が、寂しそうに散っていた。

評【事実だけを詠む。〇校庭に子の姿なし桜散る

橋桁に流れ来積もる花筏

桜の花びらが用水の流れに乗って、どんどん橋桁に積もっていく。ピンクの花びらも、積もってみると決してきれいなものではない。

評【いい視点。「積もる」はどうか。〇橋桁に流れ来淀む花筏

春うらら気分一新鬚伸ばす

自粛ムードの中で、ストレスの発散する場所がない。そうだ、人生はじめてのことだが、鬚を伸ばしてみよう。

評【〇まとまっている。

花冷や再度灯油を買ひ求め

今年は異例に花の咲くのが早かった。ぽかぽかムードの中で、もうストーブはいらないかと思っていた。ただ、開花してから寒さが襲ってきた。もういいかと思っていた灯油を再度買い求めた。

評【いい素材。表現がやや報告調。〇再びの灯油を求め花の冷え

遊歩道鬚に感じる春疾風

鬚を伸ばして一ヶ月になる。そして鬚に当たる風を強く感じるようになった。この鬚に当たる春の強風も心地いい。

評【いい素材。「春疾風」はどうか。事実かもしれないが素材と合わないか。三段切れか。〇春風を鬚に感じて逍遥す

総合評【よく観察されている。実感を伴った素材の取り上げ方がいい。後は、その詩情を伝える仕立てにすること。 山彦

【4月22日の歩行記録】12,376歩 8.3km

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2020年4月 1日 (水)

№4483 句会会報の作成に取り掛かろう

 「コロナウィルス騒ぎ」で、ほぼすべてのスケジュールがキャンセルになっている。本来、今日は東京シニア自然大学の開講講座があるはずだったが、「不要不急のお出かけ自粛」の影響でキャンセルになってしまった。まあ、老人が多い団体なのでキャンセルもやむを得なかったかな。

 さて、それでは俳句の会報印刷に取り掛かろうか。すでにお知らせしたが、3月の句会が中止となり、4月も通信句会にするという。中止になったことで印刷しないままになっていた会報だが、会員から会報だけは手元に欲しいという声が寄せられているようだ。とりあえず3月分の第97号会報は印刷した。世話人が会員の家に配り歩くから、次の号第98号の印刷もという要望もあった。

Photo_20200401105001  さっそく第98号の作成に取り掛かった。4月の兼題は「雲雀」である。もうこの会報作りも、始めてから8年が過ぎた。自画自賛するわけではないが、レイアウトや印刷も随分上手になったのではないかな。なによりも読みやすくなったとは思う。

 いろいろな工夫も凝らしている。まずは頁づくりにWordのレイアウトタブで、余白タブの印刷形式を「袋とじ」にした。この印刷形式は、自動的に頁つくりをしてくれる。さらに、右左の余白を微妙に調整している。俳句を載せる時には、その俳句を「均等割り付け」で見栄えをよくした。さらに、「行と段落の間隔」調整をしている。

 新しい第98号では、会員のエセー割り付けの行間隔を1.5に調整してみた。そしたらちょうど5ページに収まった。添付写真の調整もしている。多分、こういう工夫は会員には見えていないだろうけども。初校が出来上がり、先生に添付ファイルで送り、添削をお願いした。先生にメールを送ると、時を置かずに返答が返って来る。今回も以下のような返事だった。

お世話になっております。今回は校正個所はありません。 結構でした。  山彦
 どうしても打ち間違いがある。それが、全18頁に訂正箇所が一ヵ所もなかったといわれると嬉しいものだ。最後の編集作業は、【編集後記】を書くことだ。せいぜい60字くらいのコメントだが、その時々の印象を記している。実は、この会報作りが私にとっては俳句を作るよりも楽しい。そして、第98号を印刷中にこの記事を書いている。
 
 印刷手数料として、会から毎月1500円頂いている。昨日も印刷用紙やインクがなくなったので、近くの電器屋で買い求めてきた。合計12000円余りだった。経費を合わせたら頂いた手数料ではあわないのだが、そこは私の楽しみ代でもある。
【3月31日の歩行記録】11,217歩 7.5km

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