カテゴリー「俳句」の172件の記事

2021年3月17日 (水)

№4832 今年初めての定例句会

Photo_20210317091501  1月、2月と通信句会になっていたわが「伊奈桟雲の会」だったが、今年初めて顔を合わせた定例句会となった。ただ、念のために短縮で行うという。通常は午後5時までの目いっぱいの句会が開かれるが、この日は午後4時をめどにお開きにしようとのことだった。それにしても通信句会とは違って、顔をあわせての句会には会員の皆さんの息吹が伝わってきてホッとした。この日は、2月と3月の2ヶ月分の会報を皆さんにお渡しできた。

 今月の兼題は「霞」であったが、表紙画像に霞のいい絵が見つからなかった。不本意ながら、夕霞の絵を貼り付けることにした。この会報にいつも感謝の言葉をいただくのがYokoさんだ。彼女は、「この会報をつくるのには時間がかかるのでしょうね」と聞くから、原稿が揃えば半日で仕上げると言ったら、あまりの早さにびっくりしていた。

Photo_20210317092501  この日は今年初の定例句会だった。コロナの影響で、恒例の「新年句会」は中止になった。新年句会で表彰を受けるはずだったのが、わが句会のYukoさんとTaeさんだ。毎年、大賞と新人賞が授与されるが、彼女ら二人は新人賞だった。賞状と記念品が授与され、記念写真を撮って授与式が終わった。

 さて、今月もいつものように各人が短冊に今月の句を書いてきて、それをバラシて清記する。その清記表が配られ、自分がいいと思った兼題1句と雑詠5句を選句するのだ。自分が作った句が選ばれるのか、緊張の瞬間だ。通信句会で高得点を挙げる私の提出句だが、この定例句会では意外と人気がない。会員の共感を得ないのが最大の原因だ。

 それでも、大甘なのか先生は私の句を拾いあげてくれるのは有り難い。今月も6句提出したが、先生の網に引っかかったのが3句だった。今日は、その3句を紹介する。

(兼題)吾が老いの不安はいかに春霞

(雑詠)寒仕込み造り酒屋ににごり買ふ

    いづくより沈丁花の香漂い来

{3月16日の歩行数】9,369歩 6.3㎞

【3月16日のアクセス数】129アクセス 訪問者69人

| | | コメント (0)

2021年2月23日 (火)

№4810 2月の投句の添削が返る

 わが「伊奈桟雲の会」の2月の句会も、定例句会ではなく通信句会だった。会員に高齢の方が多いので、非常事態宣言下、通信句会になったのはやむを得ないか。やはり、本来の句会ができないのは寂しい。ただ、先生は各会員の句を丁寧に添削してくれるのが有り難い。2月も、締切後間もなく、添削句が送り返されてきた。今日はどういう句を通信投句し、どのように添削されてきたのかを紹介したい。

 何度か申し上げているが、毎月の課題は兼題1句と雑詠5句の計6句である。このブログに取り上げている俳句は、基本的に先生から〇を頂いたものだけである。幾つ〇をもらえているのか、いつものことだが、まるで学校の通信簿を覗くようにドキドキする。今月は、課題6句に全部〇がついていた。ただ、返ってきた句評は添削で真っ赤になっていた。とてもうまく詠めたとは言えない。

 それでは、どういう句を送ったのか【原句】を示し、その後先生の【添削句】を書き、最後にその【評】を載せたい。

【原句】(兼題臘梅)臘梅や斎場向う人のなし

【添削句】臘梅や朝人気無き葬儀場

【評】原句はやや報告調が残念。「朝」一つの殊更感。ヒントに…

【原句】神田明神少し遅れの初詣

【評】まとまっている。

【原句】北風(きた)を避け山茶花の垣沿ひ歩く

【添削句】風避けて山茶花の垣沿ひ歩く

【評】「山茶花」は初冬。「北風」は煩わしい。ここではシンプルに「山茶花」の作品としたい。

【原句】鳥除けの凧翻る小菜園

【添削句】鳥除けの凧翻る春菜畑

【評】「凧」は俳句では、遊び・行事としてのもの。それ以外は季語としては対象外です。ととのえた。

【原句】芽吹き時河畔の柳黄変す

【添削句】芽柳の枝日々青む河畔かな

【評】通常は「柳」は春が進むにつれて枝葉の濃くなっていくのですが?「芽柳・柳の芽」=仲春。『青柳』=晩春。左記からすると「黄変」は事実としても、作品上、問題になるかもしれません。俳句的処理か…

【原句】郷里では「天に花咲け」と豆を撒く

【添削句】郷の婆「天に花咲け」と豆を撒く

【評】原句は報告の域。“詩”に表現する。ヒントに・・・

【総合評】よく観察・取材されています。季節感のある素材で思いの籠った仕立ても結構です。これを続けて下さい。山彦

【2月22日の歩行記録】9,692歩 6.5㎞

【2月22日のアクセス数】202アクセス 訪問者79人

| | | コメント (0)

2021年2月11日 (木)

№4798 散歩は俳句作りの宝庫

 最近、皆さんにも報告しているが、私の歩行数はコンスタントに一日1万歩のカウントを数えている。最近では、歩かないとなんだか体がもぞもぞしてくる。夏の暑い時には嫌だが、冬はどんなに寒風が吹いても平気だ。

 一方、この散歩は俳句作りの宝庫でもある。不思議なことに、俳句作りは集中力でもある。一日一句は作ろうと、散歩途中の景色を見ながら歩く。結構句材は豊富で、なんとかかんとか一句はひねり出せている。

 今月の句会も、先月と同じように皆が集まってやる句会ではなく、通信句会に決まった。先生に作った俳句を送って、添削を受ける方式だ。添削した句を会報として作っているのだが、通常句会に比べて先生が丁寧に一句一句を見ているようで、会報のページ数が増え気味である。それはそれで有り難いのだが、やはり会員の生の声は聞きたいね。

 毎月の提出句は、兼題一句と雑詠五句の計六句である。提出期限までにまだ10日もあるのだが、散歩の効用もありすでに八句が出来上がった。作ればいいというものではなく、これからが勝負だ。どう推敲を重ねていくかに俳句の出来がかかっている。今日はある句の推敲の過程を見ていただきたい。

(原句)北風(きた)強く屋敷林沿ひ避け歩く

(第2校)北風を避け屋敷林沿ひ右歩く

(第3校)北風を避け山茶花垣に沿ひ歩く

Photo_20210211110001  今のところ、第3校が決定稿だ。ただ提出にはまだ間がある。さらに推敲を重ねていきたい。

 もう一句を紹介したい。

(第1校)鳥除けの大凧泳ぐ畑の中

(第2校)鳥除けの凧翻る畑の中

(第3校)鳥除けの凧翻る畑かな

(第4校)鳥除けの凧翻る小菜園

Photo_20210211110401

 これも散歩の途中に見た光景である。ある畑に勢いよく泳いでいるものを見た。何だろうかとよく見てみたら、釣り竿に括り付けた凧が、風の中勢いよく泳いでいた。これは俳句になるなと、いろいろ手を変え品を変え考えている。

 俳句を考えながら散歩するのも、なかなか忙しい。

【2月10日の歩行数】12,390歩 8.3㎞

【2月10日のアクセス数】108アクセス 訪問者70人

| | | コメント (0)

2021年2月 6日 (土)

№4793 俳句「厳寒の那須にて」

 1月20日から3泊4日で那須に行ってきた報告は、このブログですでにしてある。その目的の一つは沢庵の様子を見ることであったし、他は俳句を作ることでった。

 実は、12月に俳句のYamahiko先生に「俳句雑誌『桟雲』に載せるので、特別作品10句を提出してください。とりあえず15句提出いただくと、その中から選び出します。提出期限は2月20日」との要請が来ていた。なかなか俳句ができない私には酷な課題だった。ただ、私にはいざとなったら句材の多い那須があると思って安心していた。1月の那須滞在は、その目的達成のためであった。

 滞在時に、無事15句を作った。ただ、作っただけでこれでいいとは到底思えなかった。自宅に持ち帰って推敲を重ねてみたが、なかなかその作業は進まない。若干の手入れをして、エイヤッと先生に送った。このYamahiko先生の凄いところは、作品が送ったその日のうちに添削が届いたことである。さすがにやることは早い。

 さて、結果はどうだったのか。望外なことに、15句送った作品のうち添削はあったが14句に〇がついて送り返されてきた。そして、〇のついた14句の作品のうち10句を選んで、再度送り返すようにとのことだ。

 今日は、丸のついた俳句14句を写真をつけて紹介したい。

厳寒の那須にて

水道栓開けて山墅の年初め

Dscn2719_20210206103501 山墅裏積雪凍てるまま残る

Dscn2729_20210206103601 小流れを覆ふ山墅の楢落葉

凍みつきて棒状になる濡れタオル

Dscn2730_20210206103701                      畑へと続く無人の枯木道                                                                                                                                                                                                                                                     Dscn2728_20210206103801

楢冬木巣箱に未だ気配なし

Dscn2721_20210206103901 白雪の那須連山や屏風なす

Dscn2723_20210206104101 ときめきや今年の沢庵出来いかに

味見にと沢庵一本短冊切

凍てつくも手足伸ばして露天風呂

ズボン下重ね着山墅籠もりけり

鼻先に花粉の気配春近し

枯蘆にとまる雀の串団子

【2月5日の歩行数】8,697歩 5.8㎞

【2月5日のアクセス数】120アクセス 訪問者82人

| | | コメント (2)

2021年1月23日 (土)

№4779 厳寒の那須で俳句を

 今回の那須訪問のもう一つの目的は、先生から与えられた課題の俳句を作ることだ。先生からは、特別作品としての10句、とりあえず15句を2月中旬まで提出するように、とのことだった。普段でも俳句がすらすらできるわけでもない私に、15句提出は高いハードルである。

 さて、どうしよう。いざ困ったときに那須がある。那須は句材が豊富だ。那須でとりあえず20句を作ってみようと試みた。推敲は自宅に帰ってからやろうと、思いつくまま手帳に綴った。今はものみな枯れていて、植物や動物は期待できない。枯れた様子を俳句にするしかない。

 先日も話したように、俳句に写真もつけてみよう。初稿段階で紹介するのは心苦しいが、五句ほどをつけてみる。

Dscn2719_20210123093601 日陰には薄雪残る山墅かな

Dscn2730 人のない畑へ続く枯木道

Dscn2728 枯木立巣箱に鳥の姿なし

Dscn2729 清流の流れを覆ふ枯落葉

Dscn2721 白雪の空に浮かぶや那須の山

 等々でとりあえず15句作った。メモ程度の俳句も多いので、自宅に帰って相当磨き立てる必要がありそうだ。まあ、それでも目的の7割程度はできた。

【1月22日の歩行数】8,152歩 5.5㎞

【1月22日のアクセス数】132アクセス 訪問者79人

| | | コメント (0)

2021年1月19日 (火)

№4775 今月の句会は通信句会

 コロナ禍の中で、今月の定例句会は残念ながら通信句会になってしまった。世話人が各会員に通常句会か通信句会か意向を尋ねたら、希望は半々だった。ただ、先生は「今月は通信句会にしましょう」とのことだったらしい。私は通常句会を希望したが、この状況だからやむを得ないね。

108  私は、早々にメールで投句をした。と同時に、次号の会報の推敲もお願いした。新しい会報は、特集として「令和二年私のベスト五」を載せたので、20頁と通常号に比べて厚い小冊子になった。ありがたいことに、間もなく先生から推敲の返事が届いた。4か所ほどの訂正があった。それと2月の兼題も指定された。「蠟梅(ろうの字は月編)」だそうだ。毎月兼題を会報の表紙にしているので、これで解決した。

 ただ、私が投句した6句はこれからの推敲になるらしい。ところが投句してみて気になっていた句があった。投句後もどうしようか考えていたが、そうだと思って投句した後だが、先生に変更の依頼をした。その俳句は後に紹介したい。

 さらに先生から特別作品(10句)の寄稿依頼があった。仲冬から晩冬にかけての新作を提出するようにとのことである。私は毎月の課題俳句6句を作るのにも四苦八苦している。15句くらい作ってくださいとの依頼だが、今の私には相当な背伸びだ。とはいっても先生の依頼である。何とかしなければと思い、早々に句材の多い那須に行って挑戦してみようと思っている。

 先週の土曜日、新聞に「写真俳句」の記事が載っていた。小型カメラやスマホで沢山の写真を撮る。さらに日常の題材から俳句を作っていく。写真と俳句が相乗効果を発揮するのが理想だそうだ。特に、高齢者の運動不足に、筋量・筋肉、歩行速度、認知機能を高めるなど相乗効果があるという。まさに時々試みてはいるのだが、私にぴったりだ。

Photo_20210119095501  ということで、今年は「写真俳句」を目指そう。早速、今月投句した俳句に写真をつけてみる。作った俳句は以下の通りだ。

初茜湖面に映る逆さ富士

【1月18日の歩行数】8,670歩 5.8㎞

【1月18日のアクセス数】122アクセス 訪問者81人

| | | コメント (0)

2020年12月23日 (水)

№4748 今年の俳句ベスト5を選ぼう

 「伊奈桟雲の会」の代表世話人のYukoさんから、「毎年、自分のベスト5を選んで発表していたんじゃなかったですか。今年はどうしましょうか」という問い合わせがあった。そういえば、会報にベスト5を載せていたね。そう思って、今年の会報を1月号から12月号まで繙いてみた。そしたら、今年は載っていなかった。作品展を開かなかったので、載せなかったのかな。

 まあ、それでも今年の成果としてベスト5を選ぶ試みはいいと思う。Yukoさんにはそう返事をしたが、さて、私の今年のベスト5はどういう句だったのだろうか。これを機会に選んでみよう。

 会報に載っている句は、先生が〇をつけたものだけだ。今年は一体いくつあったのだろうか、数えてみた。今年は例月の句会のほかに、10月末の那須での十三夜吟行、それに12月に行われた鍛錬吟行があった。

 それらの句会で、先生に一体いくつの〇をもらえたのか調べてみた。全部で65句が先生の評価の対象になった。各季ごとにはどうか。新年が2句、春16句、夏14句、秋29句、冬4句であった。相当季によってばらつきがあるのがわかる。私はほとんど特選の点をとることはないのだが、今年は6月に1句あった。その句を紹介したい。

夏めくや図鑑片手に野草狩り

《特選句評》感動が伝わってくる。これが大事。仕立てがいい。

 さて、特選以外で各季ごとに私のベスト5を選んでみたい。

新年

役者絵の羽子板飾る鄙の家

屋敷林背(そびら)に農の大辛夷

荒梅雨や止まる線状降水帯

鳶飛ぶや三崎港(みなと)の秋夕焼

極月や辛味大根のなほ辛く

 新年の俳句は、神田明神にお参りした時に、隣の古家の玄関に役者絵の羽子板が飾ってあったものを詠んだ。春の句は、いつもの散歩道で、見事な辛夷が咲いていたのに感動した。夏の句は熊本の大水害を詠んだものだし、秋の句は十三夜吟行でマウント・ジーンズに登って詠んだ。そして、冬の句は先日の鍛錬吟行に提出したものだ。それぞれに思い出が深い。

 今年も100句以上は作っているが、悲しいカナ、モノになる俳句が少ないのが現状である。ただ、各句には思い入れが強い。

【12月22日の歩行記録】10,338歩 6.9㎞

【12月22日のアクセス数】181アクセス 訪問者92人

| | | コメント (0)

2020年12月14日 (月)

№4739 鍛錬吟行に参加

 俳句仲間のTaeさんに誘われて、「第8回鍛錬吟行」に参加してきた。私は初めての参加だった。この吟行の趣旨は、山彦先生の提唱による「鍛錬の道場として設けました。吟行を通して俳句の鍛錬、俳人としての鍛錬を目指します」とのことだ。会場はこれも一定していて、北本自然観察園である。私はこの会場には、わが「伊奈桟雲の会」の吟行で一度訪れていた。それでも久し振りだ。

Dscn2681  この日の吟行参加者は、先生を含めて5人だった。ちょっと寂しかったね。わが句会からは、常連のYukoさんとTaeさんの参加だ。自慢じゃないが、私は吟行での俳句作りには若干自信を持っている。野外に出て俳句を作っていると、句想が自ずと浮かんでくる。

 この日の課題は、兼題2句で「極月」と「冬木」だ。それと雑詠1句の提出が義務づけられた。わが「伊奈桟雲の会」の句会は火曜日である。それに向けて私はすでに10句を用意していた。吟行で俳句ができなくても、このすでに作っている句を提出すると事足りる。安心して会場に向かった。

 北本自然観察公園はすでに冬の装いで、ほとんど木の葉は枯れ落ちていた。春や秋の花や木々が生い茂っているときは俳句もそんな難しくはないが、いまのように句材が乏しい時の俳句は難しい。それでも、公園には様々な材料があった。私は初案を「俳句手帳」に書きつけていった。あっという間に6句ほどができた。出来ただけではだめで、推敲を重ねる必要がある。

Dscn2682  私がこの日作った俳句で、これは良く出来たというものがある。それをここで紹介したい。ただ、この日の吟行だけでは課題句が揃わないと、あらかじめ用意していた句も提出した。結局、この日は兼題2句と雑詠3句の提出だった。

杖突きて木道枯葉を老の急(せ)く

 お昼ご飯を食べて、この自然観察園の会議室で句会を行った。5人の句会は濃密だった。それぞれが作った俳句を短冊にして提出した。その短冊の清記は3人で行った。その清記表に基づいて、兼題A(極月)、B(冬木)、さらに雑詠1句と特選1句を選ぶことになった。さて、私が作った俳句の評価はどうか、一番の楽しみだ。

 参加者が少なかっただけに、先生から1句1句の丁寧なコメントを頂けた。私の上の俳句を選句してくれたのは、この日の参加者Sayokoさんだ。ただ、この日は先生の提出句を別にして、票は割れた。幸いなことに、私の提出句のうちで4句に〇がついた。まあまあの成績だったのかな。この日の句のうちで、〇のついたもう1句をここで紹介したい。

鴨の陣池の真中に鳴き交し

 この鍛錬吟行は、句会だけではなかった。先生の講義が1時間ほどあった。この日のテーマは「気になる冬の季語」である。資料と例句を用意して、丁寧な講義だった。私があまり使ってこなかった「うつ田姫」、「しづり」、「冬ざれ」、「虎落笛」など様々な季語のことを詳しく教えてもらった。まさに「鍛錬吟行」だったね。

【12月13日の歩行記録】9,479歩 6.4㎞

【12月13日のアクセス数】175アクセス 訪問者107人

| | | コメント (0)

2020年12月 5日 (土)

№4730 俳友の投稿、朝日の「声」欄に載る

 先日、俳友のYukoさんらかLineメールがあり、12月5日(土)の「声」欄に自分の投稿が載ることになったと連絡があった。さて、どういう投稿が載るのだろうか。彼女は、2~3年前にも同じ欄に投稿し、その文章が載っていた。内容は忘れてしまったが、たしかお父さんの事を書いていたはずだ。

 この日の投稿は、「親心知らずに 友に貸した赤い手袋」と題したものだった。60年以上も前に、仙台に転校した際、友だちのサッちゃんに手袋を貸したという話だった。Yukoさんとは俳句の話はするが、彼女の生涯について話したことはない。仙台に住んでいたとは、初耳だった。

 彼女は関西弁で話すので、生まれはそちらの方だとはわかっていた。ただどういう道をたどったのだろうか、仙台を経て私が今住んでいる住宅地にもいたことがあると言っていた。旦那さんの話もしたことがない。

 彼女の俳句には、父や母や夫を題材にしたものも時々顔を出す。詳しいことは分らないが、作る俳句を詠んで彼女の生きて来た道を想像するしかない。果たして仙台に何年住んでいたのだろうか。

 句会には、時々親兄弟や妻、夫を題材にした俳句が提出される。提出した俳句を詠んで、その人の境遇を想像するしかない。俳句の題材は、マイナス思考ではだめとよく先生に言われる。そういう意味で、親族のほっこりしたエピソードなどが俳句になると、微笑ましい。さらに、先生は「俳文も大事」とよく言う。

 Yukoさんの日頃の文章に対する思い入れがこういう形で新聞に載ると、仲間としても誇らしい気持ちがする。わが「伊奈桟雲の会」には、Line仲間が8人いる。早速その仲間にも知らせておこう。

【12月4日の歩行記録】8,832歩 5.9㎞

【12月4日のアクセス数】180アクセス 訪問者126人

| | | コメント (0)

2020年11月18日 (水)

№4713 べに花ふるさと館で吟行

Dscn2561  毎月第3火曜日は、わが「伊奈桟雲の会」の定例句会の日だ。この日は、年一回の吟行だった。吟行会場は、桶川にある「べに花ふるさと館」である。自宅から車で20分ほどのところにある。私は初めて訪問したが、このふるさと館の説明を読むと、古い地主屋敷を市が買い上げたという。

 もともとここの素封家は紅花商人だったようだ。江戸時代、紅花は山形と埼玉が二大産地だったようだ。6月は埼玉で、7月には山形で紅花が採れたらしい。紅花で大儲けをした農家だったのだろう。母屋のほかにも長屋門が残されていた。この日はここで吟行兼句会だ。午前中に俳句を作り、午後には、この母屋の二階で句会をやる予定だという。

Dscn2562  参加者は、わが伊奈桟雲の会のメンバーのほかに他の句会からも3名の参加があり、14名の賑やかな句会となった。天気もよし、俳句手帳片手に早速句作に入った。意外と、私には吟行は得意だ。この周囲には、ものすごい広い敷地の豪邸が何軒もあった。上の写真の家は、入口から玄関の門まで100mもあった。門脇には、井戸ポンプが備えられていた。この近くに、俳優本木雅弘の実家があるという。句材は多くありそうだ。俳句を思い浮かべながら歩いた。

Dscn2565  1時間ほどブラブラしただろうか、あっという間に10句を作り上げた。私は10句だったが、さすが先生は31句も詠んだらしい。この日の提出句は、兼題を含めて6句だ。俳句を作るのは誰にでもできる。問題は推敲能力である。粗々作った句のうちでモノにできそうな句6句を選んだ。そして、それに磨きをかけていった。

 お昼ご飯は、この母屋で昼食を頼んだ。私が食べたのは鍋焼きうどんで、このうどんは腰があって美味しかった。皆さん、それぞれうどんか蕎麦を頼んでいたが、うどん派の方が多かったのではないか。

Dscn2567  さて、午後1時からは句会だ。母屋の二階の句会会場の床の間には、立派な書がかけられていた。誰の書かと説明を読んでみたら、本木雅弘が書いた「誉郷」という書だった。本木にこのような才能があるとは知らなかった。床の間の隣に、やはり本木の「紅花浪漫」という掛け軸もあった。二階は半分で二十畳もある畳の大部屋だったが、この日この二階を使うのはわれわれのみだ。

Dscn2568  さて、じっくり句会をやろう。いつもの手順通り、作った俳句を短冊に書いた。それを手分けして清記表を作り、その表で選句した。それぞれが兼題1句に雑詠5句を選句した。さて、私の作った俳句はどうだったのだろうか。皆さんそれぞれ点数を入れるのだが、珍しいことに私の句にこの日最高の4点が入った。ただ、先生からのコメントは散々だった。そして、手入れをしてくれた。その句を含めて、〇を頂いた句を紹介したい。

銀杏散る石仏並ぶ墓域かな

仁王像秋の日なかに静坐かな

【11月17日の歩行記録】4,875歩 3.3㎞

【11月17日のアクセス数】164アクセス 訪問者123人

| | | コメント (0)

より以前の記事一覧